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【介護×DX】介護の現場が抱えている課題をDXで解決する

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深刻な人手不足に陥っている介護業界。労働に見合わない賃金の低さや人間関係の難しさなど、その深刻さは社会問題だと度々メディアで取り上げられています。
その一方で少子高齢化が進む日本では今後、介護の需要が大きく増加するだろうという見通しから、介護業界でもDX(デジタルトランスフォーメーション)をどうにか活用できないかと研究がなされているのも事実です。
そこで今回は介護の現場における課題と、DX活用でその課題をどのように対処するかについて解説していきます。

介護業界が抱える課題

介護スタッフ 男性と女性

①深刻な人手不足

介護の現場では「深刻な人手不足」が最も問題視されています。その原因はやはり日本が少子高齢化社会であるという事実があるからです。
そしてこの少子高齢化は「2025年問題」や「2035年問題」といった国を主体とした社会問題にも発展しており、その影響を直に受けているのが介護業界。
高齢化により介護を必要とする高齢者が増える一方、少子化により介護職のスタッフが減っていくという需要と供給のミスマッチが起きているのです。
また介護職のスタッフが足りていない理由として他には、介護は精神的・肉体的に負担がかかる職業になのにも関わらず賃金が低い、採用条件が厳しい、人間関係の悩みが多く離職率が高いなど労働環境にも問題があります。

②事務作業が複雑で、残業が多い

介護の現場では介護者の記録や介護スタッフの勤怠、会計情報や給与計算など事務作業が非常に多く、必然的に残業が多くなりがちだと言われています。
またその作業は紙で行われることが多く、書類の作成や提出、管理などが煩雑化しているのが現状です。その結果記入漏れや書類の不備といったミスに多くの時間を取られてしまうことに繋がっているのです。こうした労働環境の複雑さが人手不足の要因としてあげられます。

なぜ介護の現場でDXを活用すべきなのか

ナースコール イメージ

介護の現場でDXを活用すべき理由は「労働環境の改善」が見込まれるからです。少子高齢化が進む日本では高齢者の割合が増える一方、介護職員が不足しています。
その背景には国の実情はもちろん、介護業界は精神的・肉体的に厳しいイメージがあるのも事実です。こうしたイメージを払拭しDXの活用で労働環境を改善できれば、介護業界のイメージアップ、新たな人材の確保に近づくと言われています。
将来を踏まえた人材育成の強化や利用者やご家族のQOL向上、働きやすい環境づくりを視野に入れると介護DXは未然に進めておくべき課題だと言えるでしょう。

介護DXの課題

あきた創生様 音声やりとりイメージ

イメージ:あきた創生マネジメント様

介護現場ではデジタル化を推奨すべきという世論が大半ですが、実際にはDXを促進したくても現実的でないことから断念してしまう現場が多くあります。
大きな要因としてデジタルに不慣れなスタッフが多いことがあげられます。勤続年数の長いベテランスタッフは昔から紙媒体をメインとした業務に慣れています。急にデジタル化と言われてもこれまでの方法から新しい方法へ移行することへの抵抗感があるはずです。
またパソコンやスマホなどへの苦手意識からなんとなくデジタルな業務を敬遠してしまうこともあり、技術のあるスタッフにPC業務を代行してもらうといった様子も見受けられます。
このようにデジタルに抵抗のあるスタッフと抵抗なく受け入れられるスタッフの差が激しいことから、導入に踏み切れないというのも一つの理由です。

また予想以上に使い慣れてくれないスタッフへの頻繁な説明も簡単なことではありません。
新たなシステムを導入してもすぐに効果が現れる訳ではなく、まずはマニュアルの作成や研修の実施、利用上のルール決めなどDX担当の負担が大きくなることは避けられないのも事実です。
アナログな手法から新形態への移り変わりを機に長く勤めたスタッフが離職してしまう恐れもあるため、慎重に進めなくてはならないというのも介護DXを踏みとどまる理由となっています。

介護DXの具体策と導入効果

スマホ ICTイメージ

実はDXと介護は非常に相性が良く、DXは介護の現場特有の課題を解決してくれる糸口になると言われています。DXを活用すれば介護の現場はどのように変化するのかご紹介します。

[介護×DX] 介護業界における海外のDX事例を紹介します

①IoT機器の導入

IoT(Internet of things)とはモノのインターネットと呼ばれ、モノがインターネットを経由して通信することを指します。
そんなIoTを搭載した機器を介護の現場で導入すれば、スタッフの負担軽減が期待できると言われています。例えば見守り機能を搭載したIoT機器を活用すれば、高齢者の状態を遠隔でも確認可能に。特に人手不足が深刻な夜の時間帯で、この見守りIoTは役立つと期待が高まっています。 一昔前までこうした見守りシステムは、身近に介護できる人がいない在宅介護向けのサービスでしたが、介護業界の人手不足解消のため、最近では介護施設に焦点を当てたサービスが増えています。このように介護業界の人手不足解消にIoT製品は役立っているのです。

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②事務作業のペーパーレス化(クラウド管理)

従来紙やエクセルで行われていた煩雑な事務作業を、自動化・システム化できるDXを導入できれば業務のペーパーレス化が加速し、作業の効率化が可能になります。
さらに場所や時間に縛られることなくデータの確認や共有が可能になり、情報の漏洩や紛失といった危険性を減らすなど、利用者の個人情報を扱う介護の現場ならではのメリットも期待できます。介護の現場では常勤ヘルパーや登録ヘルパー、事務スタッフなどの間で賃金が異なるので、給与計算が煩雑になりがちです。
またこういった事務作業は手作業で行うことが多いため、余計なミスに時間を取られてしまうことも。DXを導入することで事務作業の時間を短縮させ、利用者により良い福祉サービスを提供することが可能になります。

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③介護ロボット

介護の現場に介護ロボットを導入できれば、介護業界の人手不足の解消に大きく近づくことができるだけでなく、利用者と非接触での介助が可能になるため、新型コロナウィルスへの対策も期待されています。
しかし各業界でこうした非接触や遠隔のサービスが取り入れられている反面、介護ロボットは完成次第すぐに導入というわけにはいかないのが難しいところです。その背景には介護施設や在宅でそのロボットを使用し検証を重ねる必要性があります。 また利用者側の「人間でなくロボットに介助してもらう」という精神的な違和感もあり、実現はもう少し先の話だと言われています。導入には時間がかかるものの、人手不足とコロナ対策を同時に解決できる画期的なDX技術だと言えそうですね。

④グループウェア

チャット・掲示板・スケジュール管理・ファイル共有など一貫して管理できるソフトウェアを言います。代表的なソフトウェアに「Google Workspace」やMicrosoftが提供する「Microsoft Office 365」などがあげられます。
グループウェアには企業内でのコミュニケーションや情報共有を円滑化し、業務効率を上げる役割を果たしています。またファイルが管理しやすくなり、新しい情報だけでなく過去の情報まで確認しやすくなるのも大きなメリット。
無くしたり廃棄したりといったように管理が頻雑になりやすい紙媒体の資料と比べ、毎月の勤怠ややりとりのログなどデータを蓄積していくのにも便利です。

⑤スマホインカム

従来のインカムとは異なりスマートフォンとイヤフォンを組み合わせた次世代のグループコミュニケーションツールです。
携帯キャリア提供のインターネット通信を利用するため、スマートフォンと同様に距離無制限の通信が可能。さらにインターネット回線を経由する際、特殊技術によって音声をデータに変換することで傍受・混信のない安全なやりとりを実現しています。
またチャット機能やファイル共有などのグループウェアの機能を搭載しており、文字起こしなどの音声認識技術を利用することもできます。
スタッフ全員といつでもどこでもリアルタイムに双方向の通信ができるようになり、チーム連携を高めることで伝達にかかる無駄をなくし業務を大幅に効率化する効果があります。

介護DXの注意点

介護スタッフ 会話

スタッフの理解・承認を得る

スタッフの中にはDX導入に前向きでない方も多くいるかと思います。使い慣れたツールを手放すというのはベテランスタッフほど惜しい気持ちがあるはずです。
このように後ろ向きな気持ちからDX導入に少しでも興味を持ってもらうためにはメリットを分かりやすく入念に伝えていかなくてはなりません。
例えばPCが苦手な方でも利用できる操作性の良いシステムだったり、導入することで自分の負担が軽減できると感じさせられるようなツールであれば興味を持ってもらいやすいと言えます。スタッフへの理解・承認を得ることがDXの最初の関門です。

利用方法・ルールの設定

DX導入にあたってルールや使用方法を事前にシュミレーションしておくことが重要です。システムごとに想定されるトラブルや使用上の注意点などは少なからずあるかと思います。
それらをはじめに抽出し、あらかじめ対策を練りマニュアル化しておくことで導入後のミスマッチを防ぐことができます。
実際に利用するスタッフに考えられるトラブルや阻害要因となるポイントをヒアリングしてみても良いかもしれません。現場の声を取り入れながら施設に最適なルールを策定しましょう。

使い慣れもらうための研修・講習制度

導入後にスタッフに早く慣れてもらうためにはマニュアルだけでなく現場研修も必要になってきます。
サービスを提供している企業の研修サポートを依頼しスタッフ全員に利用方法を分かりやすく説明してもらったり、常に使い方が確認できる動画やイラストがあると便利です。
一度の研修では使いこなせない場合は追加で研修を依頼したり電話やメール、チャットでのサポートを受けるのも良いでしょう。サポート体制が整っているサービスを選択することもDX導入の要点だと言えます。

まとめ

介護の現場における課題とDX活用でその課題をどのように対処するのかについて解説しました。
国内の少子高齢化などが原因で介護業界の先行きが不安になる中、様々なデジタル技術の応用で介護業界に追い風が吹いているのも事実です。新たな取り組みとして介護DXを検討してみてはいかがでしょうか。

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あきた創生様 男性介護スタッフのイヤフォン装着イメージ

イメージ:あきた創生マネジメント様

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