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結婚式場のインカム導入事例と課題解決に向けた音声DXの活用方法

結婚式場も近年は業界全体でスリム化が要求され、少ない人員で業務効率の向上の必要に迫られています。 しかし、挙式や披露宴を挙げるカップルの気持ちを考えれば、微塵の失敗も許されないことは言うまでもありません。 結婚式場ではウェディングを成功させるために、スタッフはインカムを用いて連携をとるのが通常となりますが、そのインカムも兼ねてから幾つかの問題を抱えています。そこで、ここでは結婚式場におけるインカムの導入事例や課題、及びスマホを利用した最新のDXツールをご紹介します。
結婚式場の現状と市場動向

結婚式場はスタッフの連携が非常に重要

スタッフ間コミュニケーション手段の「インカム」とは

結婚式場におけるインカムの導入事例
ウェディングを成功させるためには、結婚式場に関わるスタッフ全員が、相手の動きやこれからするべきことを共有しなければなりません。 ドアを開けるタイミングや司会進行と着付けの連携など、リアルタイムで業務が進行するため、許されないミスが多々あるのが挙式・披露宴の特徴となります。 そこで、インカムを導入することにより、キャプテンが「門を開けてください」と指示を出せば、門を開けるスタッフ二人が息を合わせて、同じタイミングで開門することができます。 また、着付け担当が「ヘアメイク終わりました」とインカムで伝えれば、その情報は同じチャンネル内のスタッフに同時に届きますので、全員が情報を共有することができます。 単なる情報共有であればわざわざ応答する必要はなく、「スタッフ全員が別の場所での現状を共有できる」ことにインカムの魅力があります。結婚式場でよく使われるインカムの種類
インカムは出力の低い特定小電力トランシーバーと、出力が高く、通信距離の長い業務用簡易無線機の2種類があります。 結婚式場でよく使われているインカムは後者の業務用無線機となり、多少ごつくて重量がありますが、結婚式場内だけではなく、離れのレストランや厨房、事務所、披露宴会場、庭園なども含めて通信を網羅することができます。結婚式場で使うインカムの課題

アナログ無線機は2024年12月以降使用禁止
業務用簡易無線機のうち、アナログ無線に関しては、電波法の改定により2024年12月以降の使用が禁止されます。 それを受けて、現在アナログ無線を使っている結婚式場では、デジタル無線に切り替えるか、インカムではない新しい音声連絡システムを取り入れるかを検討する必要があります。 →アナログ無線機が2024年12月1日で廃止に!インカムの課題を解決する音声DXとは

結婚式場に推奨の音声DX「BONX WORK」の特徴
株式会社BONXが提供する、グループトークが可能なスマホアプリ「BONX WORK」は、インカムユーザーにとって、無線機に代わる新たな音声デバイスとして注目されています。 専用アプリBONX WORKをスマホにインストールするだけで使用が可能で、インカムと同様にグループ設定ができ、なおかつ同時通話となるので、グループ内のスタッフ全員が会話に参加することができます。ネット環境があれば距離は無制限に通話が可能
BONX WORKはインターネット回線を使うので、ネットが届く場所であれば、どこに居ても、どんなに離れていてもクリアな音声会話を実践することができます。 一方で、電波が弱いところや圏外のエリアでは繋がらないので、予め試験導入をして通話範囲を確かめるといいでしょう。「スマホインカム」を結婚式場で使う注意点
スマホインカムと称されるBONX WORKですが、デバイスはスマホとなるため、なるべくお客の前で操作するのは避けるのが無難です。 ただし、一度設定してしまえばスマホを改めて取り出す必要はありませんし、イヤフォンマイクはBluetooth対応なのでワイヤレスで、見た目も非常にスタイリッシュです。古いスマホに関してはバッテリー残量だけは気にしておくといいでしょう。結婚式場でインカムに代わる次世代DXツールを
結婚式場では、徐々にインカムから今回紹介したBONX WORKのようなスマホを使った次世代ツールに移行しつつあります。 インカムをアナログからデジタルに切り替えたとしても、通話の飛距離は変わりませんので、もし現状インカムを導入していて、業務において難があるならば、一度ここで紹介したスマホインカムを試してみてはいかがでしょうか。