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西松建設、未来を創る現場力を「映像」と「音声」によるDXで体現

クラウドカメラ映像の「目」とイヤフォンの「耳」を融合、より高度な遠隔施工管理を実現

報道関係者各位

2024年12月9日
株式会社BONX

株式会社BONXとクラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、セーフィーが開発・運営するクラウド録画カメラとBONX WORK (ボンクス・ワーク)を活用し、西松建設株式会社 北日本支社岩切出張所で導入していることをお知らせいたします。今回の導入により、クラウドカメラの映像データとイヤフォンの音声データによって「目」と「耳」からの情報を活用することで、より高度な現場の遠隔施工管理を実現できるようになりました。

導入の背景について
2024年4月から時間外労働の上限規制が適用(※2)され、業務の効率化と生産性の向上が強く求められています。さらに、2040年には15〜64歳の生産労働人口が現在の8割に減少する「8掛け社会」の到来が予測され、建設業界では必要な労働力が22.0%不足する(※3)と見込まれています。こうした背景の中で、各企業は現場の施工管理業務を効率的に進めるため、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するための技術やIoTシステムの導入を加速しています。

西松建設は、「西松DXビジョンver.2.0」を策定(※4)し、「深化と進化」を実現した「現場力がシンカしたスマート現場」を目指して取り組んでいます。特に、北日本支社岩切出張所では、先進的なデジタルツールを積極的に導入し、生産性の改善と管理の高度化を実現することで知的集約型業務へのシフトを進めています。

従来の建設現場では、予期しない事象が発生した際、現場監督は状況を把握するために毎回現場に赴き、状況確認及び判断を行う必要がありました。また、必要に応じてより上位の管理者に状況を報告し、その判断を仰ぐケースもありました。この間、作業は一時的に中断せざるを得ず、その結果、作業進捗に少なからず影響を及ぼしていました。

(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2023)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(54.1%)
(※2)厚生労働省:時間外労働の上限規制 https://hatarakikatakaikaku.mhlw.go.jp/overtime.html
(※3)リクルートワークス研究所:未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる|報告書」(2023年3月28日発行)https://www.works-i.com/research/report/forecast2040.html
(※4)西松建設株式会社:西松DXビジョン:https://www.nishimatsu.co.jp/dx/dx-vision/dx-vision.html

導入の概要について
セーフィーは、これまで映像データをもとに遠隔での状況確認や業務効率化、映像解析による異常検知・予測などの様々なソリューションを提供し、建設業界での現場DXを推進しています。一方、BONXは、音声コミュニケーションを軸に、建築土木業界をはじめ、日本国内だけで4,000万人いると言われている「デスクレスワーカー」の業務において、現場DXを積極的に進めています。

今回、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケット ツー プラス)」と現場コミュニケーションのワンストップソリューション「BONX WORK(ボンクス・ワーク)」を併用したことにより、現場監督の現場への移動時間を1日あたり30%削減、工事の作業を1日10%程度進捗させるといった結果を導き出すことができました。

▼「目」と「耳」の情報を網羅的に活用、より高度な進捗・安全・品質管理を実現
 所長や現場監督は重機に設置した「Safie Pocket2 Plus」の映像を介し、事務所から遠隔で現場状況を把握、耳に付けたBONXデバイスで瞬時にコミュニケーションを行っています。これにより、通常1名では目を配ることができない範囲までの現場管理を実現し、通常業務を事務所から遠隔でリアルタイムに実施できる状況を作り出せました。

■ 進捗管理
・現場監督が想定している工程やスピードに対しての進捗状況を瞬時に確認
・現場監督の確認のもと、他社間の作業員同士の円滑なコミュニケーションを促進し、効率的な作業間連携の実現

■ 安全管理
・現場で危険行為や不安全行為が見られた際、事務所から指示や是正指導を行う

■ 移動・待ち時間の削減
・現場業務やトラブル解決をリアルタイムで遠隔対応することによる効率化
・これまでは、重機を操作する作業員が手元作業員と会話する際に重機から降りる必要があったが、降りることなく会話できるようになった
・元請会社、下請会社問わず、ツールに効果を感じて活用し続けているため、持続的な時間削減に成功

▼関連企業全体で同時にコミュニケーションが可能、作業の指示出し・受けを瞬時に実現
元請会社の所長は、BONXデバイスを耳に付け一次下請会社の現場担当者と同じトークルームに参加することで会話に加わることができ、担当者同士の認識の誤りがあればその場で是正し手戻りを防止できました。さらに、所長は現地に赴かずとも「Safie Pocket2 Plus」の映像を通じて、現場状況を把握し、判断材料としての活用が可能になりました。

西松建設株式会社 北日本支社岩切出張所 小穴 信太郎様コメント
今回、「Safie Pocket2 Plus」と「BONX WORK」を併用することにより、元請会社の業務の生産性向上に寄与しただけでなく、下請会社も巻き込んだコミュニケーションにより瞬時に作業判断を実現できたことに効果があると感じました。現場全体で作業進捗を止めることなく、何か問題や確認事項があってもリアルタイムに対応・解決していけることは、現場の職人さんからもメリットを感じていると聞いています。ひいては、朝の早出や残業して対応する時間の削減にもなっていると思います。今後は、元請会社としては工程が進み、下請会社にとっては工事の無駄がなくなるといったように関連会社全体にメリットがあるように双方のツールを使っていきたいと考えています。

西松建設 活用イメージ動画
https://youtu.be/m26Lff-jMbo?si=QEVbONwv6Ul0n76Y
・クラウドカメラの「目」と現場コミュニケーションのワンストップソリューションの「耳」でコミュニケーションが円滑化されたことにより現場までの移動時間・現場での待ち時間が削減
・周囲の音をカットして話者の声だけを届けるNTTの特許技術(※)を搭載した新製品「BONX Stick」を一部テスト導入中

 本動画はBONX WORKのWEBサイトで記事としても公開しております。
https://bonx.co/work/cases/nishimatsu/

(※)NTTコンピュータ&データサイエンス研究所が開発した技術です。

「建設DX展」出展概要
BONX WORKの展示を3箇所でご覧いただくことができます。各ブースでは本事例の詳細についてのご案内や、BONX Stickの実機での体験、各社サービスとの連携機能のデモをご覧いただくことが可能です。ぜひブースまでお立ち寄り下さい。

・URL:https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp/visit/kdx.html
・会期:2024年12月11日(水)〜12月13日(金)10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)
・会場:東京ビッグサイト(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11-1)
・ブース小間番号:【セーフィー】40-1、【NTTグループ】47-6、【MODE】32-6

プレスリリースは下記よりご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000020459.html