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飲食店における音声DXの導入事例をもとにメリットや効果をご紹介
コロナ禍も相まって飲食店のサービスは変化が求められています。それはサービスの向上はもちろん、業務そのものの変革も求められています。そしてそれらを実現するキーワードとしてDXが今注目を集めています。
DXという言葉を初めて聞く方も多いかと思いますが、一体どんなものなのでしょうか。そこで今回は、飲食店における音声DXの事例をご紹介したいと思います。
音声DXとは
音声DXとはどのような取り組みなのか、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の提唱者であるエリック・ストルターマン教授の概念に基づきますと音声を活用したIT技術の浸透によって人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させることを表します。
次に、2016年に経済産業省がまとめた「デジタル・トランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」の定義を見ていきましょう。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会ニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立する事。」
この文章を音声DXに変換すると、音声技術を用いて業務や企業文化、ひいてはサービスなどを変革させる事だと言えます。
音声DXの課題
「全ての飲食店で音声DXを推進すれば良いのでは」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし音声DXを推進するにはまずコストがかかります。それだけでなく業務やサービスを向上しても結果が出るのには数単位の時間が必要です。
そして必ずしも上手くいくとは限らないため飲食店にとってはリスクがあると言えます。音声DXは便利な反面ランニングコストの面など全ての飲食店で導入できるとは限らないのが現状です。
飲食店における音声DXを紹介
音声DXには内部、つまり現場で働くメンバー間でのコミュニケーションを改革する取り組みと外部(お客様や営業など)とのコミュニケーションを円滑にする取り組みとで分類することができます。こちらでは内外双方の音声DXを一部ご紹介します。
社内コミュニケーションを活性化させるトランシーバーアプリ
トランシーバーや無線機をスタッフ間の通信手段として使っている飲食店が多く存在しますが、これらはアナログなツールという風潮に移り変わっています。
近年では無線機の代替機としてスマホを通信媒体としたトランシーバーアプリが音声DXを加速させているのですよ。
トランシーバーアプリはお手持ちのスマホに専用アプリをインストールするだけで利用が始められるコミュニケーションツールのことを言います。携帯会社の通信網を経由するため全国エリアで通信が可能で、携帯電話さながらのリアルタイム通話やハンズフリーの同時通話にも対応しています。
それだけでなく自動録音やテキスト変換、グループチャットなどグループコミュニケーションを活性化させる音声技術も活用可能です。
飲食業は従業員間でのコミュニケーションスキルが求められるため、音声DXの効果が現れやすいツールだと考えられます。
一方従来の無線機とは異なり携帯キャリアのネットワーク(4G,5G)またはWi-Fiを利用することから毎月のデータ通信料が発生しますのでご注意ください。
お客様とのコミュニケーションを円滑にする電話のDX
また店頭の固定電話にデジタル技術を活用した電話のDXも近年では注目を集めています。
電話のDXとは店舗の電話を従業員のスマホに代替したりチャットボットやAIがIVR(自動音声応答)で代行したりといった音声DXを言います。
顧客からの問い合わせに対してあらかじめ録音してあるガイダンスを再生し、ボタン操作を促すことで適切な答えに着地させたりオペレーターに繋ぐシステムのことです。
・ピーク時の予約電話の取りこぼしを防ぐ
・休憩中や手が離せない際の営業電話を回避できる
・お客様の接客に当てる時間が増える
など従業員の手間を省くだけでなく忙しい時間帯でも必ず着信を受けられるため顧客サービスの向上にも役立ちます。
しかし案内を待つ時間やボタンを押す手間など顧客側が負担に感じる場合もあるため、自社コンセプトや客層にニーズにずれがないかを吟味した上でまずは試験的に運用してみてはいかがでしょうか。
従業員が使いやすく店舗のイメージと相違ないツールが最適
ただ最新の通信技術・音声技術を導入するだけでなく、使いこなせなければ音声DXが成功したとは言えません。例えばトランシーバーアプリであれば
・オペレーションが高速化し接客に当てる時間が増えた結果、顧客満足度が向上した
・音声データを活用して予約状況を共有することで従業員のミスが削減しトラブルが減った
・キッチンからホールへ口頭で伝達しに行く手間が省け、店舗の回転率が高まった結果売上が向上した
のであれば音声DXは成功したと言えます。
一方で音声技術が使いこなせず結局アナログな手段に頼ってしまったり業務負担は軽減されたが顧客満足度が低下してしまったりといった失敗も考えられます。
また根気強く使い続けることで将来的な成功は見込めますが、できるだけ早めに成果を出したいという場合は、従業員にとって使いやすく店舗のイメージと相違ないツールを導入するのが最善の策だと言えるでしょう。
トランシーバーアプリBONX WORKについて
では音声DXを推進するのは不可能であるかと言えばそうではありません。弊社の提供する「BONX WORK」は低コストで導入できる音声DXのサービスなのです。ここではBONXの特徴について見ていきましょう。
BONX WORK特徴①ハンズフリーで会話
BONX WORKを普段お使いのスマホにインストールし、イヤフォンマイクをBluetoothで連動させるとスマホがトランシーバーに早変わり。インターネットでの接続になるので、従来のトランシーバーのように通信距離に制限があるわけではありません。
世界中どこにいても繋がる事が可能です。またイヤフォンを常に装着するため、ハンズフリーの状態で作業をしながら会話する事もできます。常に何かしらの作業をする飲食店業界にはうってつけのツールですね。
BONX WORKの特徴②チャットで情報共有
BONX WORKの魅力は会話機能だけではありません。スマホアプリでグループチャットをする事もできるのです。
メッセージは勿論音声や画像を送る事もできます。さらにスマホを開かなくても音声でメッセージを読み上げる機能があります。これだけの機能が充実しているのはうれしいですよね。
BONX WORKの特徴③コストを抑えられるプラン
チャット機能もあればコストもかかるのではとお考えの方も多いかと思います。ですがご安心ください。BONX WORKは1アカウントあたり月額500円のプランがあるのでコストをこれまでの無線機よりずっと安く抑える事ができます。
詳しい情報はこちらのサイトからご覧ください。
トランシーバーアプリBONX WORKによる音声DXの事例
音声DXが一体どのようなものであるかという事をご理解頂けたかと思います。しかし実際に音声DXを推進している事例を知る事ができたら参考になりますよね。ここでは、実際に音声DXを推進した飲食店の事例2つをご紹介したいと思います。
会席料理 分とく山での事例
こちらの動画では、港区南麻布にある日本料理の名店「分とく山」で音声DXを推進した事例をご紹介しています。分とく山では従業員がBONXを着用する事で、別々のフロアにいても連絡を取る事が簡単になったとの事です。
またお客様にとって違和感なくすぐにサービスをする事ができるようになり、緊急時であっても円滑に対応できるようになったそうです。
レストラン81での事例
こちらの動画は、西麻布にあるレストラン81(エイティーワン)での音声DXを推進した事例を紹介しています。
レストラン81は西麻布にあるミシュランで星を獲得した事のある完全予約制の劇場型レストランです。このレストランではスタッフ7名全員がBONXのハードウェアを着用しており、常時接続した状態で業務を行っています。
BONX WORKを導入する事でどのフロアにいても連絡が取れるようになり、また急な変更もスムーズに行えるようになったとの事です。スマートさが求められるレストランでこれらのメリットがあるのは嬉しいですよね。このように音声DXを推進する事で業務が変化し、サービスが向上した事が分かります。
まとめ
今回は飲食店における音声DXの事例についてまとめてみましたが、いかがでしたか?飲食店で音声DXを推進するのはまだコストや時間がかかりますが、導入がしやすいサービスBONX WORKがある事が分かりました。これからも音声DXを推進する飲食店はどんどん増えていく事でしょう。
また音声DXの推進をお考えの方は、ぜひ一度BONX WORKの導入をご検討ください。ここまで読んで頂きありがとうございました。