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介護のインカム導入におけるデメリット5選!現場の負担を減らす解決策とは

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介護施設における情報共有ツールとして、インカム(トランシーバー)は広く普及しています。広い特養や老健、複数フロアにまたがる施設では、スタッフ間の連携に欠かせないアイテムです。

しかし、「導入してみたものの、意外と使いづらい」「現場から不満の声が上がっている」というケースも少なくありません。 近年、人手不足解消のためにICT導入が進む中で、従来のインカムが逆に業務の足かせになってしまっているという皮肉な状況も生まれています。

この記事では、介護現場でリアルに発生しているインカム導入のデメリットと課題を5つのポイントに絞って徹底解説します。

そもそも「従来のインカム」とは?

この記事で触れる「従来のインカム」とは、主に以下のような専用の無線専用端末を指します。

  • 特定小電力トランシーバー: 免許不要で安価だが、通信距離が短い。
  • 簡易業務用無線機(デジ簡): 通信距離は長いが、端末が高価で免許・登録が必要。

これらは黒く無骨なデザインで、長いアンテナがついているのが特徴です。長らく介護現場で主流でしたが、あくまで「無線通信」に特化した機器であるため、柔軟性に欠ける面があります。

介護施設におけるインカム導入の5つのデメリット

介護現場でよくあるインカムの悩み(デメリット)
  1. 導入・維持コストが高い
  2. 「耳が痛い」「重い」などの身体的負担
  3. 衛生管理と共有のリスク
  4. 充電・保管などの管理業務の負担
  5. コミュニケーションの質の低下とストレス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 導入・維持コストが高い

インカム導入で最初に直面するのがコストの壁です。

初期費用:業務用インカムは1台あたり数万円〜高いものでは10万円近くする場合もあります。全スタッフ分を揃えようとすると、数十万円〜数百万円の投資になります。
維持費用:故障時の修理代、バッテリーの買い替え費用(2〜3年ごと)なども発生します。
周辺機器:有線イヤフォンや電池は消耗品であり、日常的に買い替えが必要です。

2. 「耳が痛い」「重い」などの身体的負担

現場のスタッフから最も多く挙がる不満が「身体への負担」です。

耳の痛み:硬いイヤホンを長時間装着し続けることで、耳が痛くなったり、外耳炎になったりするトラブルが後を絶ちません。
頭痛・肩こり:常に耳が塞がれている圧迫感や、聞き取ろうと神経を使うことによる疲れから、頭痛や肩こりを訴えるスタッフもいます。
コードによるストレス:本体とイヤホンを繋ぐ長いコードが介助中に利用者様に当たったり、引っ張られたりするため、取り回しに神経を使う必要があります。

イヤホンによる耳の痛みにお悩みですか?
インカム使用による耳の痛みの原因と、痛くならないための対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
介護インカムで耳が痛い!その原因と今日からできる解決策

3. 衛生管理と共有のリスク

多くの施設では、コスト削減のためにインカムを「使い回し」にしています。しかし、これは衛生管理の観点からデメリットがあります。

感染リスク:共用のイヤーピースを耳に入れることに抵抗があるスタッフは多いです。
消毒の手間:シフト交代のたびにアルコール消毒をする必要があり、その作業自体が業務負担になります。

4. 充電・保管などの管理業務の負担

インカムは毎日充電が必要です。

充電管理:「朝来たときに充電が切れていた」というトラブルは日常茶飯事です。24時間稼働の施設では、いつ誰が充電するのかという管理も複雑になります。
電池交換:電池式インカムでは、毎月電池を購入する必要があり、不足している場合には休憩中に急いで購入するケースもあります。
保管場所:台数分のかさばる充電器を設置するスペースが必要です。

5. コミュニケーションの質の低下とストレス

意外に見落とされがちなのが、「コミュニケーションの質」への影響です。

誰に話しているかわからない:従来のインカムは全員に一斉送信されるため、「〇〇さん、お願いします」と言っても、誰かが反応するまで全員の作業が止まってしまいます。
ノイズと混信:ザーザーという雑音や、混信による聞き取りづらさは大きなストレスです。重要な指示が聞き取れず、介護事故に繋がるリスクさえあります。
同時に話せない:インカムは交互通話のため1人が話し終わるまで待つ必要があります。例え誤った情報を話していても指摘できません。万が一声が重なった場合、一時的に通信が遮断されることがあります。
リーダーへの負担集中:何かあるたびに全員に聞こえる状態でリーダーへ報告が行くため、リーダーは常に指示出しに追われ、自分の業務が進まないという「リーダー負担増」の現象が起きます。

インカムが抱えるデメリットの要因

これらのデメリットの多くは、「ハードウェアの限界」に起因しています。
従来のインカムでは、どうしても「重い」「高い」「音質が悪い」という物理的な制約から逃れるのが難しいのです。

そこで今、介護業界で注目されているのが、スマートフォンを活用した「スマホインカム」です。

デメリットを解消する「スマホインカム(BONX WORK)」という選択肢

課題
従来のインカムの悩み
  • 初期費用・維持費が高額
  • 「耳が痛い」など身体的負担
  • 衛生面・充電管理が面倒
  • 混信やノイズで聞き取りにくい
効果
スマホインカムで解決
  • スマホ活用で低コスト導入
  • ワイヤレス・軽量で快適
  • 個人貸与可能で衛生的
  • クリアな音質と文字起こし

BONX WORK(ボンクスワーク)のようなスマホインカムアプリを導入することで、先ほどの5つのデメリットは以下のように解消できます。

1. コスト問題を解決

スマホインカムは、専用の高価な無線機を購入する必要がありません。施設にある業務用スマホ(iPhone/Android)や、iPod touchなどの安価な端末にアプリを入れるだけで利用できます。 サブスクリプション型なので初期費用を抑えられ、介護ICT補助金の対象にもなりやすいため、導入ハードルがグッと下がります。

2. 身体的負担を解決

BONXの専用イヤホンは「装着感」に徹底的にこだわって開発されています。 開放型イヤホンのため耳を塞がず、長時間つけていても痛くなりません。また、完全ワイヤレスモデルならコードが絡まる事故のリスクもゼロになります。

3. 衛生・管理問題を解決

スマホであれば、個人貸与されているケースも多く、その場合は「自分専用の端末」で利用できます。イヤホンも安価なため、スタッフ一人ひとりに専用のものを支給しやすく、衛生面も安心です。 充電もスマホと同じなので、特別な管理は不要です。

4. コミュニケーションを最適化

BONX WORKには、従来のインカムにはない高度な機能があります。

グループトーク:必要なメンバーだけで会話ができ、無駄な一斉送信を減らせます。
文字起こし機能:音声が自動でテキスト化されるため、聞き逃しても画面で確認できます。申し送り事項の記録としても残せます。
クリアな音質:携帯電話回線(4G/5G)やWi-Fiを使うため、距離無制限でクリアな通話が可能です。

介護現場でのBONX WORK活用事例

実際に従来のインカムからBONX WORKに切り替えて、課題を解決した施設の事例をご紹介します。

社会福祉法人 洛和福祉会様

洛和福祉会様 BONX WORK利用イメージ
課題

導入前の課題 送迎の連絡調整にかかる待ち時間が発生していた。 朝礼の集合・解散に移動時間が取られていた。 つけ外しが手間でインカムを装着を忘れてしまうことがあった。

効果

導入後の効果 施設内外の距離に関係なく連携できるため、送迎にかかる待ち時間を10〜20分程度削減。常に装着した状態で快適にコミュニケーションが行われています。

👉 社会福祉法人 洛和福祉会様の事例はこちら

まごころ介護様

まごころ介護様 BONX WORK利用イメージ
課題

導入前の課題 ナースコールのたびにスマホを開いて確認する必要がある。 ユニット間での伝達に移動時間がかかっていた。 訪問介護で施設と連絡が取りづらい。

効果

導入後の効果 各フロアにいる職員同士が距離を気にせず連携できるようになり、訪問介護の際も施設と常に情報共有できるようになりました。人手が足りない時のヘルプや事故発生時の応援要請にも一役買っているそうです。

👉 まごころ介護様の事例はこちら

介護でインカムを検討する際には、デメリットを理解して最適なツール選びを

介護現場において、インカムは強力な武器になりますが、選び方を間違えるとスタッフの負担になりかねません。 「コスト」「身体的負担」「使い勝手」のそれぞれのデメリットをしっかり理解した上で、自施設の課題を解決できるツールを選ぶことが重要です。

もし、現在のインカム運用に限界を感じているなら、スマホインカムへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

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