- 介護
- ナースコール
- スマホ連携
- 業務改善
ナースコールとスマホを連動させる5つのメリットを紹介!PHSサービス終了への備え

医療・介護の現場で長年利用されてきたPHSですが、公衆サービスの終了や端末の生産縮小、さらに旧スプリアス規格問題による使用期限が迫り、多くの施設がナースコールをスマホに連動できるシステムへの移行を検討しています。
本記事では、PHSからの切り替えで業務がどう変わるのか、ナースコールをスマホ連動させる具体的なメリットや、導入時の注意点を徹底解説します。
- PHSとスマホ連動で得られる情報量の違い
- トリアージや不要な訪室を削減できる仕組み
- ログデータを活用した科学的ケアの例
- ケア記録・電子カルテ・インカムと連携させるメリット
- スマホへのリプレイスはPHSの更新時期がチャンス
ナースコールとスマホを「連動」させる5つのメリット
従来のPHSは1対1の通話と簡易テキストの画面表示が限界でしたが、スマートフォンとナースコールを連動させることで、業務効率(DX)が劇的に向上します。
1. 「誰が・どこで・どうした」が手元で分かる
従来のナースコールとの大きな違いは「情報量」です。
- 従来(PHS):点の組み合わせで表示される「205号室」という文字のみ。
- スマホ連動:「205号室 佐藤様(転倒リスクあり) 起き上がり検知」
このように、スマホの画面を見るだけで緊急度が判断できます。
「これは急ぎだ」「これはトイレ介助だから準備していこう」といったトリアージが、動き出す前に完了するのです。
システムによっては、緊急度や呼出種別に応じて画面の背景色を変えられたり、生体情報モニタのアラート時に波形を表示させたりして、直感的な判断をサポートしています。
2. 映像にアクセスして「行かないケア」を実現
PHSにない機能として、呼び出し時に居室のカメラ映像をスマホで確認できる点があります。
ナースコール発信源の映像を確認することで、転倒などの緊急事態か、リモコンを取りたいだけなのかを映像と会話で判断できます。不要な訪室を減らすことで、スタッフの移動負担や感染リスクを低減できます。
3. ログデータをデータに基づいた科学的ケアへ
スマホ連携システムは、生体情報モニタや睡眠センサーと連動し、「誰が、いつ、何度鳴らしたか」を自動で蓄積します。
これにより、「コールが鳴る前のご利用者の状態(睡眠深度やバイタル)」をスマホの手元で確認できるため、コールの原因を推測しやすくなります。
- 事例:深夜1時〜3時にコールが集中。
- 分析:コール直前に「覚醒」ではなく「浅い睡眠(レム睡眠)」の波形が頻発していることを睡眠センサーで確認。同時間帯、居室内が他の時間帯より冷えやすく、体感的に寒さを感じている可能性が高いと判断。
- 対策
深夜帯(0時以降)は、就寝前にエアコン設定を見直し、室温が下がりすぎないよう職員による手動調整をルール化。
睡眠センサーが「深い睡眠」を示している間は訪室を控え、「覚醒」の兆候がスマホに通知されたタイミングのみ、トイレ誘導の声掛けを実施。
コールが鳴った際は、まずスマホで映像を確認し、危険な姿勢でなければすぐに訪室せず音声で声掛けを行う「行かないケア」を試行。 - 結果:事故ゼロ。夜間の単独離床(転倒リスク)が解消。
中途覚醒が減少し、日中の傾眠傾向(昼夜逆転)も改善。
夜勤スタッフの訪室回数が、一晩平均8回から2回に減少し、他の重度者へのケアに時間を充てられるようになった。
このように、ナースコールを「データ収集ツール」として使うことで、科学的なケアが可能になります。
4. チーム連携と同時呼び出しが可能に
PHSは順次呼び出しが一般的でしたが、スマホ連動では複数台(例:最大8~16台)を一斉に鳴動させることができ、応答までのタイムラグをなくします。
担当看護師やチーム単位での優先呼び出し設定も可能です。
5. 多機能集約(オールインワン)
ナースコール、内線電話、チャット、介護記録、見守りセンサー通知を、モバイル端末1台に集約できます。複数の機器を持ち歩く「重装備」から解放されます。
ケア記録・電子カルテとの連携
呼び出し対応後、スマホでそのままケア内容を記録できます。手書きメモからの転記作業がなくなり、記録の正確性が向上します。
メーカーによってはスタンプを選ぶだけの簡単操作で記録時間を短縮できる機能を備えています。
インカムとの連携
ナースコール連動型のスマホを活用し、スマホインカムと連携させることでナースコールを音声として耳へ直接通知することが可能となります。
通知毎にスマホの画面を見る必要がなくなり、両手が塞がっているシーンでも「誰が・どこで・どうした」かをリアルタイムに把握できます。
まとめ:PHSの更新時期がチャンス
PHSの設備更新(リプレイス)を控えている施設様にとっては、ナースコールをスマホ連動させる絶好のタイミングです。
「ただ鳴るだけのナースコール」から「業務を変えるナースコール」へ。
BONX WORKは、主要なナースコールメーカー各社との連携実績が豊富なスマホインカムです。
ナースコールと連動したスマホにBONX WORKアプリをインストールし、ナースコール連携することで、通知が直接耳に届くようになります。
「現在ご利用中のナースコールはインカムとの連携に対応しているか」といったご質問やサービスに関する詳細説明をご希望の際には、お気軽にお問い合わせください。