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飲食店におけるDXとは。デジタル化のポイントとメリットを解説
飲食業界は競争が激しく、多くの人が日々生き残るための最善策を考えています。そんな中、DXという言葉が注目されているのはご存知でしょうか。「DXって何?」と思われる方も多いでしょう。ですがDXは、飲食店が生き残るのに重要なキーワードとなりつつあるのです。今回はそんな飲食店でDXを推進するメリットをご紹介していきたいと思います。
DXについて
DXと言っても、日常生活ではまず聞かない言葉ですよね。しかし現在ビジネスの世界ではDXがトレンドになっていると言っても過言ではありません。それほど注目されているDXが何なのか、ご紹介します。
DXとはIT技術によって企業変革をすることを意味する
DXとは「デジタル・トランスフォーメーション」の略で、2004年にウメオ大学の教授であるエリック・ストルターマンが提唱した概念です。教授曰く「IT技術の浸透は、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」との事。ですがこれだけでは何を意味しているのか分かりづらいですよね。 そこで2016年に経済産業省がまとめた「デジタル・トランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」にある、DXの定義を見ていきましょう。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会ニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織プロセス、企業文化、風土を変革し、競争上の優位性を確立する事。」 (出典:経済産業省 「デジタルトランスフォーメーションを推進するための ガイドライン (DX 推進ガイドライン) Ver. 1.0」)
少しわかりやすくなったのではないでしょうか。ざっくりまとめると、DXとはIT技術を用いて業務や企業文化、ひいてはサービスなどを変革させる事を意味します。
IT技術の導入だけがDXではない
「それじゃあDXってIT化の事?」と思われるかもしれませんが、少し違います。DXにおいてIT化はあくまでもプロセスの一つでしかありません。DXの本質は顧客のデータなどをIT化した方法で集め、それを分析し、また新たなサービスに繋げていく流れの事です。ですので最新技術を導入したからDXを推進したとは言い切れません。むしろIT化の最終的な目標がDXであると言っていいかもしれません。このようにDXとは単なるIT技術の導入ではなく、それを利用する事で業務やサービスを変えていく事なのです。DXについて詳しく知りたい方は、こちらのサイトからご覧ください。
飲食店におけるDXとは
飲食店におけるDXとは単純にデジタル化を進めれば良いというわけではありません。DXによって従業員の負担を低減し消費者の利用満足度が向上するツールであることが前提条件です。 結果が出やすい飲食DXの代表格としてPOSレジが挙げられますが、このPOSシステムは会計時のデータがサーバーへ飛びや在庫数、売上を自動で計算・入力してくれるというもの。 従業員が手打ちで入力するよりも効率がよく、正確かつ一瞬にしてデータを可視化できる便利なサービスです。従業員の負担を軽減し会計時の時間が短縮するため顧客にとってもメリットが得られます。 また顧客管理システムもニーズを問わず飲食店で重宝されるDXツールです。調理場などバックヤードで使えるため無機質なイメージを与えることはなく内々でDXを促進させることができます。顧客管理システムではネット・電話予約の管理、アレルギーや好みなど顧客情報の管理が可能。 親しい間柄のスタッフでしか認知していない情報もシステムで全員が共有でき、統一の取れたパフォーマンスを発揮することができます。また常連でアレルギーを持つ顧客はすでに周知の上だと認識し、毎度伝えない場合もあるかもしれません。 この日たまたま情報を知らなかったスタッフが誤って食べられないものを提供してしまうと大きなトラブルに発展することは容易に想像できますよね。情報管理システムは顧客へのサービス品質を向上させるだけでなくトラブルを未然に防ぐためのツールであると考えます。 このように、従業員と顧客、双方にとって価値のあるDXツールが求められているのです。
飲食店でDXを推進するメリット
ではそのDXを飲食店で推進する事で一体どんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、飲食店でDXを推進するメリットを見ていきたいと思います。
飲食店でDXを推進するメリット①少ない人数で業務を回せる
昨今の人手不足を解消するための対策は様々ですが、その一つとしてDXの推進があります。DXを推進する事で少ない人数で業務を回す事ができるようになるためです。またコロナ禍ではなるべく人との接触を減らす事が優先されるため、よりこのメリットが注目されるようになりました。お客様の安全を最優先するのが飲食店なので、今後もコロナ対策としてDXの推進が進んでいくと考えられます。
飲食店でDXを推進するメリット②作業の効率化
DXを推進する事で、これまで行っていた作業の無駄な工程を省き、効率化する事ができます。例えば売れ行きの良いメニューのデータを取って分析し、あらかじめ人気のあるメニューの材料を多く仕入れる事で無駄なコストを削減できます。またこの方法でリピーターを増やしていくという事も可能になるのです。さらに顧客データをタブレットで管理し、それを分析していく事で戦略を練るという方法も実現できますね。このメリットはマーケティングにおいても見逃せないポイントであると言えます。
飲食店でDXを推進するメリット③サービスの向上
先程挙げた作業の効率化の先には、サービスの向上という新たなメリットがあります。これまで雑務に取られていた時間がなくなり、その時間を今度はお客様へのサービスに使う事ができるのです。ひいてはこれがリピーターを増やし、結果的には売り上げに繋がるという流れになります。DXは競争の激しい飲食業界で生き残る大きなカギになるようです。
飲食店のDXには課題も
これだけメリットのある飲食店のDX化ですが、コストという大きなデメリットがあります。例えばモバイルオーダーのためのタブレットなど、お客様が使う製品はいくつも揃える必要があるので、コストは必然的に跳ね上がります。また大きなフロアで営業する場合、スタッフがトランシーバーなどを着用する事がありますが、これも維持費や修理費が必要です。そのため低コストでDXを導入できる機器やサービスが求められるようになりました。
BONX WORKについて
ではDXを低コストで推進するのに必要な機器・ツールが何か、気になりますよね。実はDXの導入にぴったりの「BONX WORK」というサービスがあるのです。ここでは、BONX WORKについて特徴を見ていきたいと思います。
BONX WORKとは①いつでも繋がれる
弊社はBONX WORKというサービスを提供しています。イヤフォンマイクとBONX WORKアプリを連携するだけで通話相手といつでも繋がる事が可能です。またトランシーバーのように複数の相手に向けて音声を同時発信できる点も魅力的です。
BONX WORKとは②チャットも可能
BONX WORKではチャット機能を使うとメッセージは勿論、画像や音声メッセージを送る事もできます。さらに音声によるメッセージの読み上げ機能もあるので、わざわざ画面を開かなくても内容がすぐにわかります。
BONX WORKとは③選べるプラン
気になるのがコストですよね。BONX WORKは様々なプランを用意しており、1アカウントあたり月額500円のエントリープランから始める事ができます。また2021年8月からは様々なイヤフォンを試したい方に向けたサブスクリプションプランを始めました。詳細はこちらのサイトからご覧ください。
まとめ
今回の記事では飲食店におけるDX推進のメリットについて解説していきました。飲食店のDX化はこのコロナ禍の状況も相まって急速に進んでいます。飲食業界で生き残るには最早DXの推進は避けられない事であると考えても良いでしょう。またコストという課題を解決するのがBONX WORKであるとも分かりました。飲食店のDX化をお考えの方は、ぜひ一度BONX WORKをご検討ください。ここまで読んで頂きありがとうございました。