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店舗用におすすめのインカムとは?用途・最新のアプリをご紹介
飲食・小売などの店舗運営では、従業員同士のチームワークが重要です。そのため、店舗によっては業務連絡にインカムやトランシーバーなどの無線機を使用している場合があります。
しかし、従来のインカム無線機では「高額なので管理が難しい」「店舗が広く電波が不安定」「業務が忙しく上手に活用できていない」といった問題を抱えるケースも少なくはありません。
そこで今回はインカムの用途やデメリットを整理した上で、店舗用におすすめのインカムをご紹介します。店舗で使用するインカムのアップデート・従業員のチームワーク向上にお役立てください。
多方面の店舗で使用されているインカム
インカムは以下のような業態でのコミュニケーションに有効です。
・レストラン・居酒屋
・スーパーマーケット
・ドラッグストア
・アパレルショップ
・ネットカフェ
・美容院・エステサロン
・カーディーラー
・トレーニングジム
では、インカムはこれらの場所でどのように活用されているのでしょうか。次は店舗で使用されるインカムの用途についてご紹介します。
小売業界が抱えている課題とDX活用のススメ【スーパーマーケット・アパレルも】店舗で使用されるインカムの用途
インカムの使い道は店舗のカテゴリーや規模により様々ですが、呼出ボタンや館内放送など従来に代わる連絡ツールとして活用されています。そこで今回は、主な用途を4つに分けて整理していきましょう。
他のスタッフの居場所・商品在庫の確認
店舗にインカムを導入することで、接客フロアやバックヤードの連携がスムーズになります。そのため、従来であれば店内を走り回るなどしていた他のスタッフ探索・商品の在庫確認などにも迅速に対応することが可能です。
このようにインカム導入は非効率な業務を削減し、店舗全体の生産性向上を促すことができます。
専門スタッフ・レジなどの応援依頼
ドラッグストアや美容院・トレーニングジムなど業態によっては専門スタッフが常駐する店舗も存在します。
しかし、常駐人数や場所によっては距離が離れており、待ち時間の発生やクレームに繋がるなどのケースも少なくはありません。
インカムによる無線連絡はそのような場合にも、店内の状況を伝えながらスムーズなご案内に繋げることができます。
館内放送に代わる緊急時の連絡
店舗運営においては、急病人や災害時にも冷静な対応が必要です。インカムによる無線連絡はそのような緊急時のイレギュラー対応にも役立ちます。
また、店舗全体に連絡がある際にも従来の館内放送とは異なり、店内の雰囲気を乱さずにスムーズな全体連絡が可能です。
お客様の個人情報保護
店舗の業態によってはお客様からの質問・要望に応じて、その場でお客様の個人情報を別のスタッフに伝達する場合があります。
従来の館内放送では個人情報漏えいのリスクがある一方で、インカムでは他のお客様に聞こえないよう注意を払いながら情報伝達を行うことが可能です。
上記のように、インカムによる無線連絡はお客様対応における無駄な動きや手戻りをなくし、スムーズな対応や連携を実現することができます。
しかし旧式のインカムには欠点も多い
しかし、従来のインカムは便利な一方でデメリットも多く存在します。今回は、インカムを店舗で使用するデメリットも把握しておきましょう。
店舗におけるインカム・トランシーバーや既存の連絡手段見直しにお役立てください。
店舗によっては電波が不安定で会話が途切れやすい
インカムを使用する店舗によっては「フロア数や障壁が多い」「接客フロアとバックヤードとの距離が極端に離れてる」といった場合も想定されます。
これらの場合はインカムの電波が不安定になりやすく、音質が悪くなり店内のコミュニケーションや業務に支障をきたすことも考えられるでしょう。
また、従来の無線機は混信のリスクもあるため、盗聴の危険性も高まります。
送信ボタンでの呼び出しが必要になる
店舗運営ではレジや商品の品出しなど両手がふさがるシーンが多いため、従来のインカムでは不便に感じることがほとんどでしょう。
なぜかと言うと、インカム無線機の機種によっては通話のたびに送信ボタンを押しながら話す必要があり、ハンズフリーで使用することができません。また、無線機の取り扱いにはボタンを押す手間と使用中の配慮が必要になります。
長時間使用による身体的負担
従来のインカムは長時間使用による身体的負担が懸念されます。
例えば店舗での利用に際して「無線機の持ち歩きが重い」「コードが業務を妨げる」と感じ、業務に支障をきたす可能性が否定できません。
さらに、使用するイヤフォンマイクによっては「耳が痛い」「つけ心地が悪い」などのストレスも身体的負担の要因となるため要注意です。
なお、弊社では快適に耳をホールドできるハードウェアを3種類ご提供しております。詳細は下記ページにてご確認ください。
店舗利用にはインカムアプリがおすすめ
では、これらの欠点を解決するためにはどのようなツールを導入すべきなのでしょうか?次はいよいよ本題である、店舗用におすすめのインカムについてご紹介します。
インカムアプリとは、専用アプリをスマホにダウンロードし無線機として利用するグループコミュニケーションツールです。
なお、インカムアプリはIP無線のメリットを生かしつつ、インカム無線機におけるデメリット解消や店舗のチームワーク活性化を実現します。
今回は上の表に、インカム無線機とインカムアプリの違いをまとめました。従来のインカム無線機との比較にお役立てください。
IP無線システムを採用。距離無制限でグループ通話可
従来のインカムでは「距離や場所によっては通信障害があり連携が困難」「聞こえづらさがストレスに感じる」などの問題がありました。
一方インカムアプリではIP無線方式を採用しており、ネット環境に繋がっていれば距離無制限でどこでも利用可能です。また、グループもしくは1対1での同時通話も可能なため、店舗のスペースが広い場合でも臨機応変にコミュニケーションがとりやすくなります。
Bluetooth対応なので完全ハンズフリーで使用可
店舗運営はレジや接客の他、バックヤードでの運搬・棚卸しといった商品管理を行うなど多岐にわたります。 インカムアプリはBluetoothに対応しているため、手が離せない時もハンズフリー通話で業務を続けることが可能です。そのため、インカムアプリ運用にはお手持ちのスマホとBluetoothイヤフォンとのペアリングをおすすめします。
スマホアプリでもトランシーバーが利用可能【ハンズフリー通話も】店舗用のインカムに代わる音声プラットフォームのご紹介
店舗に使用するインカムアプリは、独自の機能を搭載した「BONX WORK」がおすすめです。
BONX WORKは、株式会社BONXが提供する法人向けインカムアプリです。これまでのインカムに代わる音声プラットフォームとして、業界を問わずさまざまな店舗でご使用いただくことができます。
発話検知機能でハンズフリー通話が実現
BONX WORKでの通信・通話は、その都度送信ボタンを押す必要がありません。
さらに独自の発話検知機能が搭載されているため、発話に反応し通話時のみデータの送受信を行うことができます。また、こちらの機能は発話の利便性だけでなく通話料・バッテリーの節約にも寄与します。
イヤフォンのボタンを1回押すとマイクオン
イヤフォンのボタンを1回押すとマイクがオンにロックされ、発話時のみ音声が送信されまるようになります。もう1回イヤフォンのボタンを押すとマイクがオフに切り替わります。
またボタンを押している間のみマイクをオンにすることも可能です。店舗運営では接客・調理中など「両手が離せない」「マイクに声を拾われると困る」といった場面も多々あります。
そのため、店舗での担当業務や状況に応じて使用方法を選択できるという点も魅力的です。
なお、BONX WORKでは ソフトウェア+ハードウェアで互換性に優れた 専用ハードウェアの使用を推奨しております。
BONX開発の専用ハードウェアは、 アプリとの互換性や防塵防水性にも優れており多方面の店舗運営で使用できる性能を兼ね備えています。また、 最新のBONX BOOSTでは最大10時間、BONX Gripは最大7時間、BONX miniは最大3.5時間と長時間の連続通話が可能です。
BONX WORKに関する詳細はこちらのページをご覧ください。
小売業で使うならBONX BOOST、Grip、miniどれがおすすめ?BONX WORKで店舗用のインカム&接客品質をアップデート
今回は、店舗利用におすすめのインカムについてご紹介しました。
従来の連絡手段に代わるインカムアプリの導入は店舗業務の改善だけでなく、お客様の待ち時間短縮や顧客満足度の向上にも繋げることができます。
本記事を参考に、既存の業務連絡ツール見直し・音声DXによる店舗業務の改善などに役立てていただけますと幸いです。