- 機能・使い方
- トランシーバー
失敗しない!業務用トランシーバーの選び方ガイド
社員間の連携が求められる現場ではスムーズなコミュニケーションが必要不可欠です。トランシーバーはさまざまな現場において、業務用連絡ツールとして役立っています。
社内コミュニケーションに最適なツールを導入するためには、種類や特徴について比較する必要があります。
そこで今回は、業務用トランシーバーの選び方について詳しく解説します。なお、トランシーバーは選び方を間違えた場合、無駄なコストだけが発生してしまいます。
本記事ではトランシーバー選びの失敗を防止すべく、基礎知識から解説します。後半部分では、選び方の注意点や新たな利用方法についてもご紹介します。自社の業務効率化・現場におけるコミュニケーション改善にお役立てください。
業務用トランシーバーって何?
一般的に法人・団体におけるチームワーク間のやりとりや接客対応などには「簡易業務用無線機」が用いられています。
その他にもトランシーバーには「特定小電力トランシーバー」や「IP無線機」などメーカーごとにさまざまな種類があり、レジャーから業務まで幅広く利用されています。
また、昨今では豊富な種類のデバイスを用途に合わせて選定・利用することが可能です。
以上をふまえ、ここからは「業務用トランシーバーの種類」についてご紹介します。
業務用トランシーバーの種類
- 特定小電力トランシーバー
- 業務用トランシーバー(簡易業務用無線機)
- IP無線機
今回は以上3種類の特徴・注意点などを整理し、以下の表にまとめました。御社の利用ニーズとの比較検討に、ぜひご活用ください。
ここからは、以下3種類についてそれぞれご紹介します。
① 特定小電力トランシーバー
まず1つ目は「特定小電力トランシーバー」です。主な特徴としては出力の小ささが挙げられます。
通信距離の目安は100m〜300mと比較的短距離ですが、デバイスが軽量で持ち歩きやすく手軽に使用可能です。また、他に比べて購入・レンタルともに本体価格が安く、乾電池1本でバッテリーの持続時間が長いことも魅力的です。
さらに、免許登録・申請も不要なため初心者にも安心です。主な利用シーンとしては、アパレルや飲食店などの小規模な店舗やイベント会場が挙げられます。さらに屋外での交通整理や工事現場などでも利用されています。
② 簡易業務用無線機
2つ目は「簡易業務用無線機」です。主な特徴としては、出力の大きさ・広範囲な通信距離が挙げられます。
安定的に遠距離への通信が可能なことから、特定小電力トランシーバーと比べて通信品質が高いといえます。さらに屋内外を問わず使用できるため、大規模な会場・シンポジウムや災害時での利用にも適しています。また、混信による情報漏えいリスクも低いため、安心性も担保されています。
しかし、本体価格が特定小電力トランシーバーに比べて高価です。さらに簡易業務用無線機は別途、免許登録申請および手数料が必要になります。(※資格取得は不要)レンタル品の場合は免許不要もしくは登録制の製品もあるので、導入時には必ず確認しましょう。
③IP無線機
3つ目は「IP無線機」です。主な特徴としては、広範囲な通信エリアと長時間通信が挙げられます。
なお、IP無線機はインターネット経由で利用するため、携帯キャリアとの契約が必要です。そのため、サービスエリア圏内であれば日本全国にて通信が可能となります。
IP無線機は特定小電力の次に軽量でバッテリーが長持ちです。また、従来のトランシーバーよりもクリアな音質での通話が可能です。さらにIP無線機も混信・盗聴のリスクが低く、高いセキュリティ性が担保されています。
主な利用エリアとしては、長距離トラックやバス・タクシーなどの車内が挙げられます。また、最近では車載タイプだけでなくハンディタイプも普及しているため、フェス会場やスポーツイベントの業務連絡にも利用されています。
しかし、IP無線機は本体価格が高価なだけではなく、別途通信料が発生する場合があります。また、回線が混雑した場合は通信制限がかかることもあるためご注意ください。
以上をふまえ、次は「業務用トランシーバーの選び方」について解説します。
業務用トランシーバーの選び方に大切な3つのポイント
ここからは、選び方のポイントを3つにわけて解説します。
これは業務用トランシーバーに限ることではないですが、新しく導入する際には正しい認識を持った上で「利用ニーズに合わせて選定・導入」することが大切です。
なお、業務用トランシーバーを選ぶ際は、以下を確認することが大切です。
- 通信距離・広さ
- 用途
- 給電方式
ここからは以上3点について、それぞれ解説します。
通信距離・広さ
トランシーバーを選ぶ際はまず、通信距離・広さの把握が大切です。当然のことながら、通信距離や現場の広さによって導入すべきトランシーバーの種類は異なります。
例えば、通信距離を気にせずに気軽に使用したい場合は「IP無線機」が適切でしょう。一方で、交通整理や同じ空間など近距離での業務連絡では「特定小電力トランシーバー」が適しています。
通信距離・広さはトランシーバーを選ぶ上で、初歩的かつ重要な要素となるので、正確な把握を心がけましょう。
用途
2つ目に大切な要素は、トランシーバーを使う「用途」です。トランシーバーは必要な用途・業種によって適した種類が異なります。そのため、トランシーバーを選ぶ際は用途を正しく把握しましょう。
例えば、大規模なシンポジウム・ライブ会場などといったミスが許されない場所では、通信の安定性・信頼性が特に求められるため「簡易業務用無線機」が最適です。
また、導入に際しては使用する人々の業種にも配慮することが大切です。効率化を実現するためにも、デバイスの重量・スペックなどを確認し、業務の妨げにならないかなどを検証し導入することをオススメします。
給電方式
3つ目に大切な要素は「給電方式」です。トランシーバーを選ぶ際は実務での利用頻度・時間も確認しておきましょう。万が一長時間の使用や移動を要する場合は、充電環境の確保が必要です。
重要な場面でバッテリーが切れてしまうと、業務に多大なる損害を与える可能性もあるため、給電方式に関することは必ずチェックしておきましょう。
また、業務用トランシーバーを選ぶ際には充電可能な「内蔵バッテリー式」がオススメです。どうしても充電場所が確保できない場合は、乾電池1本で長時間使用できる「特定小電力トランシーバー」を選んでおくと良いでしょう。
以上の点は、どのトランシーバーを選ぶ際にも重要です。優先度を考慮しながら、抜け漏れなくおさえておきましょう。次は「業務用トランシーバーを選ぶ際の注意点」をご紹介します。
業務用トランシーバーを選ぶ際の注意点とは
業務用トランシーバーを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 利用ニーズを正確に把握できているか
- 防水性・防塵性の高さ
ここからは、以上2点についてそれぞれ解説します。
注意点① 利用ニーズを正確に把握できているか?
まず注意すべきは「利用ニーズの正しい把握」です。効率化に役立つ業務用トランシーバーを選ぶためには、利用ニーズを正確に把握し整理することが大切です。
具体的には前トピックでご紹介した、通信距離・広さ、用途、給電方式について順次確認します。各所に誤った認識や抜け漏れがないか、チェックをしながらトランシーバーを選定しましょう。
また、業務用トランシーバーを初めて使用する際にも注意が必要です。当日の使用が不安な場合は、予め現場にて訓練することも有効です。
注意点② 防水性・防塵性の高さ
2つ目の注意点は「防水性・防塵性の高さ」です。防水性とは、水分の侵入を防ぐ性能を指します。
一方で、防塵性は人体やデバイスを保護する性能を意味します。業務用トランシーバーは、屋外で使用するケースも多い無線機です。
そのため、防水性・防塵性が備わっていない場合は使用が難しくなります。屋外使用の場合は特に、防水性・防塵性をチェックしておきましょう。また、屋内使用においても、飲食店など水場での作業を行う場合は注意が必要です。
防水性・防塵性を把握する際には「IP規格」に基づく表記をチェックします。主に1桁目の数字が防塵性、2桁目の数字が防水性の基準を表しています。ちなみに最高基準値は、防塵性が「6」で防水性は「8」です。そのため「IP68」であった場合、両性能ともに最高基準であるということになります。
しかし、これらの数字は必ず2つとも表記されているわけではありません。例えば「IP6X」と表記されていた場合、防塵性6の性能があり、防水性は備わっていないという意味なので注意しましょう。
次は「業務用トランシーバーの新しい選び方」をご紹介します。
BONX WORKの特徴
ここまでは、業務用トランシーバーの選び方・注意点について解説しました。次は新しい選択肢として、BONX WORKの利用方法や特徴についてご紹介します。
既存のトランシーバーでお困りの方・ITツール導入で効率化を図りたい方は、新たなサービスを導入してみるのもオススメです。
免許不要!業務用トランシーバーに代わる「BONX WORK」とは?
BONX WORKの特徴としては
- サブスクリプションサービスだから「導入コスト」が安い
- 毎月「一定額の利用料金」だから安心
- インターネット接続だから「距離の制約」を無く通信できる
- 免許の取得や更新不要で利用できる
- 最大7時間の連続通話時間で一日中使える
これらの点が挙げられます。それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
特徴①:サブスクリプションサービスだからイニシャルコストを抑えられる
BONX WORKはサブスクリプションサービスとなっているため、無線機のように高額な本体やイヤフォンを購入する必要がなく、イニシャルコストを抑えて導入することが可能です。
さらに、申し込み当月分の利用料は無料となります。できるだけコストを抑えて始めたいという方は月初のお申し込みがおすすめです。
BONX WORKの契約プランは導入予定の規模、通信環境の整備、利用可能な機能の豊富さに応じて3種類ご用意しております。
1つがBONX WORKでの会話を実質月額500円から気軽に楽しめるエントリープラン。そして実質月額1,200円で現場のコミュニケーションを加速させる機能や特徴を多く兼ね備えたビジネスプラン。
導入規模が500名を超える場合は個別のお見積りを通じてお客様の課題解決に寄り添うエンタープライズプラン。プランごと詳細な内容の違いに関しましては上記画像をご覧ください。
BONX専用イヤフォンのサブスクリプションサービスを展開。イントロプランではBONX intro knot 3.5M1台が月額500円から利用可能です。
また月額1,500円のプレミアムプランではBONX mini2台またはBONX BOOST(Light Pack)1台のいずれかが利用できます。もちろんイヤフォン単体の購入も可能です。
各ハードウェアの機能や特徴はこちらの製品ページからご確認ください。
特徴②:インターネット接続だから距離の制約無く通信できる
BONX WORKは無線を使ったトランシーバーではなく、インターネット回線を活用したトランシーバーです。
そのため、沖縄から北海道まで「インターネット」に接続できる環境であれば、どんなに離れた人ともコミニュケーションを取ることができます。
たとえ相手が海外にいたとしても、インターネット環境さえあれば繋がることができますよ。
特徴③:免許の取得や更新不要で利用できる
BONX WORKなら業務用トランシーバーのように「免許の取得」や「免許の更新」に手間や費用をかける事なく、毎月一定額支払う事で利用することができます。
そのため、免許の取得にかかる費用や免許の更新にかかる費用を削減できることはもちろん、免許の維持にかかる業務を減らすことができ、業務効率の向上にも繋がります。
特徴④:最大10時間の連続通話時間で1日中使える
最新機種のBONX BOOSTは最大10時間の連続通話が可能となっており、1日中使用してバッテリー切れを起こしづらい設計となっています。
また最大3.5時間の連続通話を楽しむことができるBONX miniは付属の充電ケースと合わせれば最大で18時間もの間、仲間とのコミニュケーションを楽しむことができます。
BONX WORK導入で、維持・管理コストがグッと楽に
いかがでしたでしょうか?今回は「業務用トランシーバーの選び方」についてご紹介しました。本記事を実際のトランシーバー導入・検討時に役立てていただければ幸いです。
業務用トランシーバーは比較的広範囲で、屋内外を問わず使用できる便利な無線機です。しかし、重量やバッテリーの持続時間など、いくつかの不安要素も存在します。また、防水性・防塵性に関してもメーカーによりばらつきがあるためチェックが必要です。
「BONX WORK」は、低コストでの導入が可能です。さらに免許の維持・更新手続きの手間を省き、高品質なデバイス・機能を兼ね備えております。
「既存のトランシーバーでは業務が煩雑化している」「気軽に通話できるものを導入したい」「どれを選べば良いかわからない」といった方は、ぜひ一度ご検討をされてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。