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IP無線機の料金やトランシーバーのレンタル&販売価格を比較
用途に合わないトランシーバーを間違って購入・レンタルしてしまう事態を避けるためには入念な調査が必要です。しかし、トランシーバーには多様な種類があり、性能や料金も機種によって異なります。
また近年ではIP無線機という比較的新しいタイプも浸透しており結局何を選んだら良いのか情報が整理しきれないことも。
ここではトランンシーバーの種類を一覧でまとめ、それぞれのメリットやデメリットについて解説。さらに販売価格とレンタル価格についてもご紹介します。
現在トランシーバーの購入・レンタルを検討している方から最新の無線事業に詳しくなりたいという方まで、ぜひ参考にしてみてください。
トランシーバーとは離れた相手とやり取りするための機械
”トランシーバー”とは離れた相手とコミュケーションをする”無線機”のことです。
このトランシーバーには「防水、防塵性があり耐久面で優れているのが特徴で、主に業務用として販売されています。またボタンひとつで簡単にやりとりできる手軽さも、業務用に向いていると言えますね。
さらにトランシーバーはインフラに依存しないため、災害時の緊急連絡手段として重宝されています。携帯電話が普及した今でも利用者が多いのは、こういった理由があるからです。
このようにトランシーバーは、災害時や緊急時でも安心して連絡できる非常に便利な機械です。
トランシーバーの種類をご紹介
次にトランシーバーの種類をご紹介します。同じトランシーバーでも種類によって性能が大きく異なるので、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか押さえておきましょう。
1.特定小電力トランシーバー
”特定小電力トランシーバー”とは出力が小さく、短い距離での通信が可能なトランシーバーです。このトランシーバーのメリットとして
- 小型・軽量で持ち運びやすい
- 価格が安い
- 免許・登録が不要
- バッテリーの持ちが良い
の4点が挙げられます。逆にデメリットは「通信距離が短い」「出力が弱く、混信が多い」など、屋内外や遠く離れた場所での使用には向いてません。
これらの特徴を踏まえて特定小電力トランシーバーは、小規模イベントや建設現場で使用されています。
2.IP無線
”IP無線”とは携帯電話と同じ回線を使用して通信するトランシーバーです。このIP無線の特徴として
- 小型・軽量で持ち運びやすい
- 免許・登録が不要
- 軽量・バッテリーの持ちが良い
- 混信がない
- GPS機能付きの機種もある
などがあり、トランシーバーでありながらも、普段慣れている携帯電話と同じように使用できるのが1番のポイントですね。
しかしこちらも携帯電話と同じく「追加の費用(通信料)がかかる」「山間部や海など電波の届かない場所では使えない」「回線の混雑で使えない可能性がある」といったデメリットもあります。
また携帯電話のような機能性の良さからIP無線は、荷物の配送や建築現場、飲食店、マラソン大会など幅広い場所で使用されています。
こちらのIP無線は機能性の面で非常に優れており、月額の使用料金次第で導入するかどうか判断すべきでしょう。
3.簡易業務用無線
“簡易業務用無線”は、先ほどの特定小電力トランシーバーと比べて出力が高く、比較的長い距離でも通信が可能な無線機です。
この簡易業務用無線は「通信距離が長い」「混信が少ない」ことが特徴で、大規模なイベントなどで重宝されています。しかし下記のようなデメリットがあります。
- 免許・登録が必要
- 高価格
- バッテリーの持ちが良くない
- 本体が重く扱いづらい
また現在アナログ無線を使用している方は、この期日までにアナログ無線の電波を停波し、免許の更新も行わなければいけません。特定小電力トランシーバーと同じくこちらも、今導入すべきトランシーバーとは言えないですね。
簡易無線のデジタル化。アナログ機は2024年が期限4.インカム
普段良く耳にする”インカム”という言葉。実は正式名称を「インターンコミュニケーションシステム」と呼びます。
インカムとはイヤフォンマイク、またはヘッドセットを装着してコミュニケーションを取る通信機器の全般のこと。主に先ほど紹介した3つの無線機と合わせて使用します。
インカムのメリットとして「ハンズフリー」「複数と同時にやり取りができる」などが挙げられます。逆にデメリットは「無線機により通信距離が異なる」「費用も用途によって様々」「免許・登録が必要な場合もある」など用途によって、合わせる無線機を変えなければいけません。
インカムは主に複数でやり取りをする必要がある学生や大規模イベント、また最近では業界各種で頻繁に目にするようになりました。インカムの機能性はその無線機によって異なります。使用する場所や用途に応じて適切な無線機を選べると良いですね。
トランシーバー3種類の導入コスト(購入・レンタル時)を比較
トランシーバーに種類についてご理解いただけましたか?ここからはそれら3種類の導入した場合(購入・レンタル)時の価格を比較していきます。(価格はあくまでも目安ですのでご了承ください。)
トランシーバーを購入する場合
各無線機の購入時にかかる費用は表からわかる通り、購入時の特定小電力トランシーバーの本体価格の相場は10,000円〜30,000円で通信料やその他の費用などは不要です。特定小電力トランシーバーはランニングコストがかからず誰でも気軽に使用できる無線機だと言えそうですね。
またIP無線はその費用はかからないものの、本体価格は60,000円〜100,00円と高価、そして通信料として毎月2,000円程度かかります。IP無線は導入時もその後も費用がかかる分、しっかりとした検討が必要です。
そして簡易業務用無線ですが、本体価格は50,000円~100,000円が相場とIP無線とあまり変わりません。また通信料は不要ですが免許・登録が必要なため導入には別途費用がかかってきます。
導入時に大きな金額がかかる上、免許・登録が必要なので時間と予算に余裕がある方向けの無線機だと言えるでしょう。
トランシーバーをレンタルする場合
各種トランシーバーのレンタル時の料金
トランシーバーのレンタルには短期レンタルと長期レンタルの2種類があります。
短期レンタルの場合、特定小電力トランシーバーでは1泊2日で1,300円〜、4泊5日2,400円〜。IP無線機では相場が1泊2日で5,000円〜、4泊5日で7,000円〜。
そして簡易業務用無線は1泊2日で1,800円〜、4泊5日で4,500円〜が相場となっています。また長期レンタルは使用期間や機種によって金額が大きく変わってしまうため、見積もりが必須です。
レンタル時に気を付けなければいけないこと
トランシーバーのレンタル時に注意して欲しい点があります。それは
- 「レンタルでもIP無線の使用には通信料がかかる」
- 「簡易業務用無線はレンタル時は免許・申請が不要になる」
の2点です。IP無線は先述の通り、携帯電話の回線を使用して通信する無線機なので購入・レンタルを問わず通信料は毎月払わなければいけません。
また簡易業務用無線の場合は、レンタル会社が代わりに免許・登録を行ってくれるためその費用はレンタル時に払う必要がないのです。
このように購入時とレンタル時ではかかる費用が大きく違ってくるので、注意が必要です。
結論:金銭的な問題と使用期間によって適切なプランを選ぼう
結論としては金銭的に余裕があり、今後しばらくはそのトランシーバーを使い続けるという方は購入を検討する方が良いでしょう。逆に金銭的負担をなるべく減らして、限定的な使用を考えている方にはレンタルするのがおすすめだと言えます。
トランシーバーの用途や使用期間などによって適切なプランを選べると良いですね。
トランシーバーよりも「BONX WORK」の導入がおすすめです
ここまでトランシーバーの基本事項や種類、価格と幅広くご紹介してきました。しかし実際はトランシーバーを導入するよりBONX WORKを導入する方がおすすめです。
BONX WORKとは利便性に優れた高機能デバイスのこと
BONX WORKとはBluetooth搭載のイヤフォンマイクと専用のアプリケーションを連動させてインターネットに接続することで、離れた場所でもやり取りが可能になるデバイスのことです。
このBONX WORKの大きな特徴はハンズフリーで複数人とやり取りができることです。これはトランシーバーの一種であるインカムの特徴と似ていますね。
他にもアクセス権限の変更や使用履歴の管理などの管理業務にも対応。こういったセキュリティ対策も万全です。さらに暗号化された通信システムを採用しているため、トランシーバー特有の混信の心配もありません。
またプランによって、文字起こし・個別トーク・チャット通知など、より充実したBONX WORKを体験することができます。
このように混信やセキュリティ面の不安といったトランシーバーの課題も克服しつつ、トランシーバーより多機能で使いやすいこの「BONX WORK」を真っ先に導入すべきだと言えるでしょうね。
トランシーバーとBONX WORKを徹底比較
BONX WORKがいかにトランシーバーより優れたデバイスかを以下の表にまとめてみました。
詳しくはこちらのHPをご確認ください
今回はトランシーバーとBONX WORKを「距離の制限・複数人とのやり取り・使いやすさ・デザイン・その他の機能」の5項目を基準に比較しました。
比較ポイントその1.距離の制限
初めは「距離の制限の有無」に関してです。そもそもBONX WORKの最大の特徴はインターネット環境があれば、どこにいてもやり取りができること。それに対してトランシーバーはIP無線機を使用しない限り、距離の制限があります。
すなわち現場の状況次第では、トランシーバーを使えないケースがあるということです。それに比べて距離無制限のBONX WORKはネット環境さえあれば場所を選ばずに通信が可能です。距離の制限に関してはまずBONXに軍配が上がるでしょう。
比較ポイントその2.複数人でのやり取り
そして二つ目は「複数人とのやり取り」について。まずトランシーバーの多くは同時通話に対応していません。また会話も一方通行であることが多いです。つまり複数人とやり取りするのが煩雑で、そもそも会話するのに向いていないのです。
その反面BONX WORKは、複数人と同時にやり取りできるため業務に向いています。そもそもコミュニケーションが取りずらいトランシーバーでは、やはり業務に適しているとは言えません。業務でのコミュニケーションにおいて便利なのもやはりBONX WORKですね。
比較ポイントその3.使いやすさ
三つ目は「使いやすさ」です。BONX WORKはハンズフリーなデバイスであるため、業務の連絡をしつつレジや在庫補充など、手を使う業務もなんなく行うことができます。
それに対しトランシーバーを使うと必ず片手が塞がり、いつも以上に業務の効率が落ちてしまいますよね。トランシーバー本体が軽量なものもありますが、片手が使えなくなる分業務には適していません。ここもBONXの優勢です。
比較ポイントその4.デザイン
四つ目は「デザイン」に焦点を当てて比較していきます。BONX純正イヤフォンのBONX BOOSTは黒を基調とした小型デバイスです。
滑らかな丸いフォルムが特徴で、そのお店やブランドのイメージを壊さないスタイリッシュなデザインになっています。逆にトランシーバーは無骨でどこか古臭いイメージがあり、ブランドイメージやお店の印象にそぐわないデザインの物が多いです。デザインの観点から見てもBONX WORKを使用する方が良いでしょう。
比較ポイントその5.混線の有無
五つ目は「混線の有無」についてです。トランシーバーの使用に付き物なのがこの混線のストレス。通信状況が悪く会話の内容がわからない・伝えられないなどのリスクがトランシーバーにあるのです。しかしこのBONX WORKは独自の暗号化された通信システムを使用しているので、混線が起こりません。遠隔で会話したとしても通信が途切れることなく、しっかりとしたやり取りができます。
比較ポイントその6.その他の機能
最後に「その他の機能」に関して言えばBONX WORKは、プランによって音声をそのままテキスト化してくれる「文字起こし」や画面を見なくても音声で内容がわかる「チャット通知」など、日々の業務効率をさらに向上させてくれる便利な機能を体験できます。
これまでのBONX WORKの性能に加えてさらに充実した機能でトランシーバーよりはるかに我々を満足させてくれる、BONX WORKはそんな画期的なデバイスです。
まとめ
いかがでしたか?今回はトランシーバーの基本事項や種類とその価格、導入にかかるコストやおすすめの機種などをご紹介しました。特に導入にどのくらいの金額がかかるかイメージが掴めたのではないでしょうか。
トランシーバーの導入には購入時とレンタルでかかる費用に大きな違いが出ます。金銭的な問題と使用期間や機種などに合わせて、適切な導入ができると良いですね。最後まで読んでいただきありがとうございました。
「BONX WORK」について
弊社では「BONX WORK」というサービスを提供しています。純正BONXイヤフォンマイクを専用のアプリケーションと連動させ、インターネットに接続すればどんな場所にいてもスタッフ同士でのやり取りが可能になります。
またこのBONXはトランシーバーのデメリットであったセキュリティ面の不安や混信のストレスをゼロに。まさにトランシーバーに変わる次世代のコミュニケーションツールと言えるでしょう。
「BONX WORK」は日々の業務の効率化を図りたいと考えている方におすすめのサービスです。ぜひこの機会に弊社の「BONX WORK」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
詳しい機能や料金プランなどはBONX WORK 公式ウェブサイトからご確認ください。