- 医療
- 〜49名
- 情報共有
- 生産性向上
- 顧客満足度
- トラブル対応
救急現場での緊急対応と発熱外来における対人リスク削減にBONXが活躍|生成脳神経クリニック様
生成脳神経クリニック生成脳神経クリニック
医療基本
データ
- プラン
- エントリープラン
- 利用人数
- 10名
- 過去のツール
- 内線
課題
- PHSでは瞬時に情報を伝えたくても通話中ということがある
効果
- 廊下を行き来することがなくなり患者さんの待ち時間軽減に成功
- 緊急の患者さんに対する対応が迅速にできる
- 全員がリアルタイムに情報を共有できるようになりスタッフ内での混乱がなくなった
香川県高松市にある医療法人社団 恵生会 生成(いきなり)脳神経クリニックは生きて成す=健康に生きて、人生を全うするを理念に掲げる脳神経外科の専門医です。
救急患者を受け入れることもある生成脳神経クリニックでは看護師と医師、放射線技師と医師の導線が重要だと言います。また発熱外来では受付事務と院内による遠隔でのコミュニケーションも欠かせません。
距離無制限のグループトークソリューションBONXを利用することで対人の接触を最低限に抑えているそうです。
患者さんの待ち時間が削減され感染リスクの低減に繋がっているとご意見をいただきました。
業種:医療/利用人数:10名/プラン:エントリー/端末:BONX BOOST
生成脳神経クリニック院長 入江様、看護師 ・診療放射線技師の3名にお話を伺いました。
内線または口頭での情報共有による時間のロスが課題
受付事務から看護師まで廊下を行き来して情報を伝達
看護師 - BONXを導入する前は受付事務が看護師の方まで患者さんが到着した旨を伝えていて廊下を行き来しなければならない状況でした。
看護師がMRIの放射線技師や事務の方に向かったりと移動することによって伝達の度に業務が滞ってしまい患者さんをしばらく時間をお待たせしなければいけないことが多々ありました。
内線を利用して放射線技師から医師へ連絡
放射線技師 - 放射線技師はMRIを使用して撮影を行っています。
これまでは内線で先生の方へ内線で連絡を取って終わったことをお伝えしていましたが、内線を利用して他の仕事をしている方もいるので、回線が埋まってしまうなど様々な支障がありました。
感染症対策と緊急対応の両面でBONXを活用
BONXの主な利用用途を教えてください。
院長 - BONXの用途としては大きく分けて2つ。1つ目は昨今のコロナ感染症対策、2つ目は患者様の緊急対応です。
コロナ感染症対策では看護師や事務が様々な情報を患者さんから受け、時間短縮しながらPCR検査を進めています。
脳神経外科があるクリニックなのですが、脳梗塞を起こしている方や脳出血・脳腫瘍のある患者さんもいらっしゃるので医師と現場の放射線技師と連絡を取り合いながらいかに早く患者さんを搬送できるかという点でも活用しています。
看護師 - 看護師は主に発熱外来の対応、採血、先生の指示に従っての処置や検診、MRIのご案内が主な業務になっています。
BONXの主な利用用途は、発熱患者の到着状況の確認やMRIのご案内、患者さんが一時外出されている旨の業務報告です。
発熱外来では受付事務の方から患者さんの到着を伝えてもらい看護師が対応するようにしています。
ご来院から検査までの時間短縮と感染リスクの低減に成功
発熱外来におけるBONXの活用方法についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
院長 - まず熱が出たという患者さんから病院に電話がかかってきますので病院の事務が電話を受け取り患者さんに何時にきてくださいねと連絡をします。
次に患者さんがクリニックに来られた際に、事務の方に着きましたよと連絡があります。
そうしたらBONXを利用して事務から現場の看護師へ「〇〇さんが到着されました。」「車は日産の車のナンバーは何番です。」と伝えると、看護師が院外へ出て行って検査をして帰ってくるのです。そうして看護師から医師に検査結果をBONXでお知らせしてもらえる仕組みとなっています。
全員がBONXを利用していることによって情報を共有できるので、クリニックの進入に関して非常に役に立っています。
放射線技師との円滑なコミュニケーションが救急医療を効率化
緊急性の高い患者さんへの迅速な対応が可能に
緊急対応についての具体的なコミュニケーションについて教えていただけますか。
院長 - 私どもの科は脳神経外科なので脳の疾患を診ています。
朝から手が痺れています、ものが言えませんという患者さんも中にはおられる訳です。緊急性の高い症状の患者さんに関しては「ちょっとこの方急ぎますよ」というやりとりを医師の方から技師へ連絡しています。
そうすると技師も先生が言っているから急いでやらなくてはいけないという感覚が芽生えてきます。
MRIを撮影してみて万が一頭の中で事件が起きていた場合「先生、脳梗塞ありますよ。この方どうにかそちらで診てください。」といったように情報を一瞬で共有できるのは非常に重要で、患者さんが恩恵を受けることだと思うのです。
MRI撮影の結果をリアルタイムにクラークへ共有
放射線技師 - これまで放射線科ではMRIの撮影が終わった患者さんを先生の方へ内線でお伝えしていたのですが、今では患者さんが撮影終わった後に先生についているクラークの方にBONXを使って連絡しています。
具体的には「誰々さん撮影終わりました。先生の方診察お願いいたします。」といった内容です。
優先順位の組み立てが可能になり患者さんの待ち時間が短縮
BONXを導入して感じたメリットを教えてください
院長 - 現場のスタッフが緊急の患者さんに対する対応が迅速にできること、発熱外来とゾーニングすることで院内での感染を防げる点もBONXを導入してよかった点です。
一般の進入にしても同じで、患者さんの待ち時間の短縮に繋がっていると思います。
また緊急の対応が必要・急変しますといった時、本来であれば全員が慌てる中でBONXをつけていると皆さんがどういう風に動いて患者さんがどうなっているのか見なくてもわかるのも長所です。
今後は個人クリニックはもちろん中規模病院の緊急外来でも十分使えるツールだと実感しています。
放射線技師 - 患者さんの今いる位置が採血中やMR中であっても、みんなで情報を共有して確認できるのが良いところだと思います。
MRの待機時間の計算だったり患者さんの待ち時間はどれぐらいだったりというのもスタッフ全員が把握することができますので、MR室が空いていなかったら採血を先にしたりといったように組み立てをすることが可能になりました。
結果として患者さんの待ち時間軽減にも繋がっていると思います。
診療中も全員でコミュニケーションを取り合い業務を円滑化
BONX導入以前と比べて現場にどのような変化がありましたか。
看護師 - 業務をしながらでも報告ができますので廊下を渡ってくることがなくなり大幅に時間の短縮になったと思います。
患者さんが採血していない、外出されてどこにもいないといった場合に患者さんを探さなくては行けないことがかなり減ったのと、発熱外来の方では患者さんを車の中で待たせる時間が少なくなったように感じます。
またBONXは内線と違ってこちらが一方的に話すことができますので先生が診察の際にも情報を受け取れるようになったことが変わった点かなと思います。
院長 - 患者さんを中心に情報共有がスムーズになったということです。
救急患者を受け入れる現場で医師と看護師と検査技師の導線が乱れてしまうと緊急対応できません。ERのドラマのような雰囲気で過剰に患者さんが入ってくると導線が乱れてしまいます。
BONXを導入してからは点滴や酸素がすぐに必要な時に全員がリアルタイムで情報を共有できるようになりスタッフ内での混乱がなくなりました。
誰がどこで何をしていてこの患者さんに対してはどのような対応が行われているのか、どれぐらい患者さんに待ち時間があるのか、全体の状況を一瞬で把握する意味では医療業界で十分活用できるツールだと思います。