- 介護
- 100名〜
- 部門間コミュニケーション
- 生産性向上
- システム連携
- チームマネジメント
- オペレーション最適化
複数の介護システムをiPhoneに一元化し、あらゆる情報を耳へと通知|社会福祉法人 洛和福祉会様
社会福祉法人 洛和福祉会社会福祉法人 洛和福祉会
介護基本
データ
- プラン
- ビジネスプラン
- 利用人数
- 100名〜
- 過去のツール
- インカム・PHS・iPod・iPad
課題
- 複数の携行品を身につけて働かなくてはいけない
- 送迎の連絡調整にかかる待ち時間
- 朝礼の集合・解散に移動時間が取られていた
- インカムをうっかり装着せずに現場に出てしまう職員も時々いた
効果
- スマホとイヤフォンのみ携行すれば業務に必要なシステムにアクセスできるようになった
- 事務職員とリアルタイムに連携し、送迎の待ち時間を10分〜20分ほど削減
- BONX WORKで朝礼を行うことで移動時間が5分〜10分ほど削減
- 介護システムをiPhone1台に集約したことで全員が快適に装着できるようになった
社会福祉法人 洛和福祉会では、複数ある介護関連システムをiPhoneへ一元化する取り組みを実施していました。今までは、インカム・ナースコール用のPHS・見守り用のiPod・介護ソフト用のiPadなど、機材やシステムを複数持ち歩く必要があり、職員に負荷がかかってしまっていました。
現在は、既存のシステムをiPhoneに一元化。名電通のナースエコールとBONX WORKの連携機能を通じて、全ての通知を耳元のイヤフォンで受けられるようになりました。
これにより職員はスマホとイヤフォンだけ携行すれば、業務に必要なシステムにアクセスできるようになりました。また、リアルタイム性の高い情報は耳へと直接通知が送られるため、すぐに対応ができるようになり、生産性向上にもつながっています。
名電通 ナースエコール サービスサイト
https://www.meidentsu.co.jp/incom/
BONX WORKをインカムとして利用している他、使用中に見守りシステムやナースコールから通知があった場合、その通知は独自イヤフォンであるBONX BOOSTを通じて耳元から届きます。また、ナースコールからの着信にも、BONX BOOSTのボタン一つで通話することが可能です。
特別養護老人ホーム 洛和ヴィラ南麻布の施設長 浅村様、通所リハビリテーション管理者 坂本様に詳しくお話を伺いました。
複数のルームを作成し、7つの施設と連携
東京都港区で7つのサービスを提供する複合型施設
社会福祉法人 洛和福祉会の施設概要について教えてください
浅村様- 東京都港区に2010年に開設した特別介護老人福祉施設、介護老人保健施設など7つのサービスを提供する複合型施設です。ご入所されている方は161名、通われてくる方々が1日97名いらっしゃいます。
サービスとしては特別養護老人ホームが100床、介護老人保健施設が50床、ショートステイ11床、通所生活介護事業所(デイサービス)が1日37名定員、通所リハビテーションが1日60名定員、居宅介護支援事業所と訪問リハビリテーションを併設しています。
BONX WORKのトークルームを14ルーム運用
現在いくつのルームで運用していますか
浅村様- 全体のルームに加え、各サービスと各フロアごとのルームを作成し、計14ルームでBONX WORKを運用しています。できるだけ使いやすいように多くの種類のルームを作成しました。
全体のグループではどのようなやりとりが行われていますか
浅村様- 「全体のルーム」に関しては、基本的に私がメインで使うことが多いです。施設全体で7つのサービスを管理していますので、全職員に対する申し送りなどをリアルタイムに一括で発信しています。また、全サービスが参加する毎日の朝礼を全体のルームにて行っています。職員が緊急時に応援を呼ぶ際にも欠かせません。
複数の介護システムをiPhoneに一元化できるインカムを検討
複数の携行品を持ち運びながら業務
BONX WORKを導入する前の課題について教えてください
浅村様- インカム、内線/外線を兼ねたナースコール用のPHS、見守り用のiPod、介護ソフト用のiPad、あと感染対応などでゴーグルとマスクをつけて業務しており、複数の携行品を身につけて働かなくてはいけない状況でした。
有用なシステムも職員が使いづらいと活用できない
導入された背景について聞かせてください
浅村様- 複数のシステムを導入して分かったことは、どれだけ有効で有用な機器を揃えても現場職員が使いづらかったら活用できないということです。そういった背景からiPhoneに一元化できて使いやすいインカムを探していました。
インカムアプリから他のアプリへ自動で切り替わる点が導入の決め手
導入の決め手について教えてください
浅村様- iPhoneに一元化する上で1番大事なポイントだったのが、インカムのアプリから内線外線のアプリやナースコールのアプリに自動的に切り替わるという点です。アプリ間のスムーズな切り替えを実現できるシステムを探していた中で、唯一見つけたのが名電通のナースエコールとBONX WORKの連携でした。
サービスの統括・職員間の連携・システム活用の三本に注力
送迎車とセンター間の情報共有
BONX WORKを使った送迎時のコミュニケーションを教えてください
坂本様- 朝出社したらまずみんなBONX WORKを起動してBONX BOOSTを装着するところから始めます。そして送迎に出発し、何かあったらBONX WORKで連絡しています。その他、送迎車到着や自分がどこにいるかなどを適宜報告しています。
ナースコールをリアルタイムに耳から受け取り対応を迅速化
ナースコール連携の具体的な利用シーンをお聞かせください
坂本様- ナースコールが耳に通知され、BONX BOOSTボタンをワンプッシュして応答しています。自分が対応できなかったらまたワンプッシュして「誰か行ける方いないですか?」と相談できるので非常に便利です。
トイレのナースコールとも連動しているので、利用者さんがトイレ使用時にボタンを押すと全員の耳にコール通知されるのですぐに誰かが対応することができます。
電話も、ナースコールも、全情報が耳に伝わる
リアルタイムに通話しながら業務がこなせる
以前と比較してどのような点が便利だと感じますか
浅村様- PHSを使っていた頃と違い、ハンズフリーで作業をしながら通話できるところです。今まで電話している最中は他の作業ができなかったのですが、BONX BOOSTをワンプッシュすると入力作業を行いながら通話することもできますし、現場職員は介助中でも応答することも可能です。
坂本様- ご自宅にいないことが分かった時点でセンターに連絡すると、BONX WORKを繋いだままご家族に電話して状況を伝えることができます。これによって連絡調整にかかる待ち時間が削減され、トラブルにもリアルタイムに対処できるようになりました。
外出中も内線外線にワンプッシュで応答
具体的に何か負担が軽減された業務などあったりされますか
浅村様- 折り返しの電話です。例えば外出中に電話があった場合、施設に戻ってから電話をかけ直していました。今では内線/外線がBONX WORKで受け取れて、どこにいても繋がるので折り返し電話をかける手間がかかりません。時間が削減されたことで、生産性が上がり、業務が効率化されました。
スマートフォンを収納していてもナースコールに気づける
ナースコールが音声で通知されることに関して、ご意見をお聞かせください
浅村様- 元々使っている見守りシステムはiPadやスマートフォンでアプリを開いてる時しか通知されないものでした。今回、BONX WORKとナースコールを連携させたことで、スマートフォンを閉じていても耳にアラートが通知されるようになりました。「3035室で起き上がり検知です」といったようにBONX WORKに通知が飛び、それを全員がBONX BOOSTでキャッチできるイメージです。
職員の負担軽減と利用者のQOL向上をBONX WORKが支援
すぐに応援が呼べるようになり心理的負担が軽減
職員にとって導入してよかったと感じられるエピソードはありますか
坂本様- 例えばトイレ介助のシーンで利用者さんの姿勢が崩れて1人では対処できない時にその場で「ちょっと助けて」と連絡することができ、「どうしましたか、手伝いますか?」とすぐに助けが来ることが一番大きいかもしれません。職員も何かあればすぐ呼ぶことができると思えるので、不安が全然なくなりました。
タイムラグがなくなったことで安全性が向上
導入いただいてから、利用者さんに提供するサービスに変化はありましたか
浅村様- 情報を常に全員で共有することで、リスクのある人がすぐ分かるようになりました。1対1の伝達から、個々が感じたことや申し送りを一斉にリアルタイムで共有できる点が成果です。
坂本様- 例えばトイレでナースコールが発信された時にそれが耳に通知されるので、迅速に対応できるようになりました。介助の必要な利用者さんがお1人で出てきて歩かれてしまう前に誰かが付き添っていると転倒のリスクなどが大幅に減少します。タイムラグがなくなると安全性が高まるということですね。
移動時間5分〜10分、送迎の待ち時間10分〜20分削減
間接業務時間の削減に繋がっていることがあればぜひ教えてください
浅村様- BONX WORKを導入する前は、朝の忙しい時間帯に全サービスの職員が集まって朝礼を行っていました。全員集まるまでに5分ほど時間がかかり、各持ち場に戻るのにも時間がかかります。BONX WORKで朝礼を行えるようになってから、移動時間が5分〜10分ほど削減されました。
坂本様- 送迎が10分〜20分と押してしまうと次の方に影響が出ますが、そのタイムラグがなくなり利用者さんの待ち時間も削減されています。
一元化を実現したことでBONX WORKが業務に欠かせない存在に
スマホの一元化を実現し、管理者目線でよかったと感じるエピソードをお聞かせください
浅村様- iPhoneに一元化して1番大きかったのは、全員がBONX WORKを確実に装着できて有効的に使えているということです。以前は携行品が多く、インカムをうっかり装着せずに現場に出てしまう職員も時々いました。発信した内容をインカムで聞いていると思っていても、実際には聞いていないという状況が発生してしまうと、現場全体の生産性を落としてしまいます。つまり誰か1人でも装着しないと本来の効果を発揮してくれません。
今回、複数の介護システムをiPhone1台に集約したことで業務を遂行する上でBONX WORKは欠かせない存在となり、全員が快適に装着できるようになりました。
坂本様- いつでも応援が呼べる安心感から、仕事をどんどん任せられるので独り立ちも早くなり、職員のスキルアップにも繋がっています。業務に対する不安が原因で辞めてしまう事態を未然に防ぐためにも欠かせません。
拠点間の連携を拡大し、さらなる時間削減を目指す
今後の展望やさらなる活用の予定はありますか
浅村様- 全体朝礼と特別養護老人ホームの朝礼をBONX WORKで行って業務時間を削減できているのですが、全サービスでは実施できてないので、次は介護老人保健施設の方でも朝礼が行えるよう検討中です。
また、港区だけでなく都内に2拠点事業所がありますので、施設長同士やコメディカル同士の連携を迅速にするためにBONX WORKで拠点間の連携を強化したいと思っています。
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