- 課題解決
- トランシーバー
イベント運営でのトランシーバーとインカムの活用例をご紹介!
イベントの運営においてトランシーバーはスムーズな進行、誘導、安全確保、トラブル回避に役立つツールです。すでにイベントでトランシーバーを使っている団体もあるかと思いますが、もっと効率の良い使い方を知りたいですよね。
そこで今回は、イベント運営でのトランシーバーの活用例をいくつかご紹介したいと思います。またトランシーバーは短距離向けの通信機器であるため場合によってはインカムの方が使い勝手が良いことも考えられます。
イベントではインカムとトランシーバーの違いとどちらが適しているのかについても解説したいと思います。
トランシーバーは無線機の一種!インカムとの違いは
トランシーバーはトランスミッタ(transmitter)=送信機とレシーバ(receiver)=受信機を組み合わせた造語で無線機の一種です。
インカムはインターコミュニケーション(Intercommunication)の別称で、一般的にトランシーバーに分類される通信機器となっています。
双方とも離れた場所にいる相手と連絡を取り合うための通信手段であり、ボタンを押すだけで複数名と会話ができる便利なツールです。一人の送話者が複数の受話者に向けて音声を発信するため一瞬にして情報を共有する事ができます。
トランシーバーは誰かが話している最中、周囲は完全に聞き手に回らなくてはなりません。これを交互通話といい、1名以上が同時に会話できない通話方式のことを言います。一方インカムは複数名による同時通話ができるというのがトランシーバーと大きく異なる点です。
またインカムはヘッドセットとマイクが一体型になっている通信機器であるため両手が塞がった状態でもハンズフリーで会話ができます。
イベントで使われる小距離タイプの特定小電力トランシーバーおよびインカムは免許不要で利用でき、価格面も一台あたり1万円〜2万円ほどとリーズナブル。レンタル店でも昔から取り扱っていることから愛用ユーザーが多いのが特徴です。
インカムとトランシーバーの違いは?違いを解説!イベントではトランシーバーとインカムどちらが適切か
会場の設営や撤去など両手を使う作業の場合はハンズフリー通話ができるインカムがおすすめです。チケットのもぎりや受付などでも手続きを行いながら会話ができるインカムを採用するケースが多いと言えます。
一方で常に連絡を取り合うわけではなく、その時々に応じて進行状況を共有する場合にはヘッドセットの装備が不要なトランシーバーが役立つでしょう。セミナーや講習会など落ち着いたイベントでも比較的スマートな印象を受けるトランシーバーが選ばれています。
イベントで利用されるインカムはトランシーバーの一種であるため通信距離や出力に違いはありません。つまりハンズフリーでの同時通話を使いこなせる場合はインカム。常に話したいわけではなくその都度通話できれば良いという場合はトランシーバーで十分でしょう。
イベント運営でトランシーバーを使うメリット
トランシーバーというと工事現場などで利用されているイメージを持つ方が多いかと思いますが、トランシーバーはイベント運営においても使われているのです。
ここでは、「なぜイベントでトランシーバーを使うの?」とお考えの方に向けてイベントでトランシーバーを使うメリットをご紹介したいと思います。
イベント運営でトランシーバーを使うメリット①通信料が掛からない
私達の生活に普及しているスマホは便利ですが、電話を掛ける度に通信料が発生してしまいます。その点トランシーバーであれば公共の電波を使わないので、どれだけ通信しても料金が掛かる事はありません。イベント運営においては予算が決められている事がほとんどです。
規模にもよりますが、イベントの運営では大勢の人が関わるため、できるだけ一人あたりにかかるコストを抑える必要があります。この点をカバーできるのは運営側にとっては嬉しいですよね。
イベント運営でトランシーバーを使うメリット②情報の共有ができる
トランシーバーは基本的に、一人の送話者から複数の受話者に向けて音声を送る事ができます。そのため情報の共有を一瞬で行う事ができるのです。
イベントの運営中は各自の持ち場にいるため、必然的にほぼ全員がバラバラになります。そのような時に離れた場所でも連絡が取れるトランシーバーは必要になるでしょう。ただし一人が話している間は受話者が話す事ができない点に注意が必要です。
トランシーバーにもデメリットがある
一見万能に見えるトランシーバーですが、いくつかデメリットがあります。トランシーバーの活用において注意しなくてはいけない点をいくつか見ていきたいと思います。
トランシーバーのデメリット①秘匿性が低い場合がある
トランシーバーなどの無線機は、混信によって関係者以外から傍受されてしまう事があります。やはりそれは避けたいですよね。
トランシーバーの中には秘匿性が高い種類もあるため、企業関連のイベントでは、そのような機種を使う事がおすすめであると言えるでしょう。
トランシーバーのデメリット②水に弱い
トランシーバーは基本的に水に弱いです。勿論中には防水仕様のトランシーバーもあるのですが、やはり機器を水に晒すのは心配ですよね。
そこでおすすめなのが防水ケース。水や埃などから防いでくれるため、突然の雨も安心です。野外でのイベントで天気などが心配な方は、防水ケースをトランシーバーに着けると良いかもしれません。
トランシーバーのデメリット③通信距離に限度がある
トランシーバーのほとんどは通信距離に制限があり、どんなに離れていても通話が可能な距離は2km~5kmほど。小規模なイベントなら問題無いのですが、マラソン大会などではとても使いづらい事が想像できます。
そのためイベントの規模が大きくなるとIP無線を使うケースが多いのですが、IP無線にもデメリットがあります。IP無線についてはこちらの記事からご覧ください。
イベントでのトランシーバー活用例
トランシーバーがイベントの運営においてどのように役立つかはご理解頂けたかと思いますが、どのようにトランシーバーが活用されているのか知りたいですよね。
ここでは、イベントの運営においてのトランシーバーの利用例を見ていきましょう。
イベントでのトランシーバー活用例①ライブイベント
ライブイベントでは作業を行いながら現在の状況の確認、本部との連携など常に気を付けないといけない事が多くあります。
トランシーバーを使う事で遠く離れたスタッフにも連絡を取れますし、チームの連携を崩す事もありません。また一般的なトランシーバーと違い、インカムであればワイヤレスで使用できる上に送話者と受話者での会話も可能なので、そちらを選ぶのもおすすめです。
インカムについてはこちらの記事でも解説しています。
イベントでのトランシーバー活用例②野外イベント
この記事では、株式会社アイルが主体となって開催するイベント「バックヤード・フェス」でトランシーバーを使った感想を紹介しています。
野外のイベントにおいては来客の誘導や進行状況の共有など、トランシーバーが必要とされる場面が多くあるのです。また野外では事故や怪我が起きやすいので、一斉に連絡が取れるメリットのあるトランシーバーが重宝されます。
トランシーバーは基本100g~300gとそこまで重量はありませんが、片手が塞がってしまうというデメリットがあります。そんな時、インカムなどのヘッドフォンタイプのトランシーバーを使えば通話しながら別の作業を行う事も可能です。状況に合わせたトランシーバーを選ぶと良いでしょう。
BONX WORKについて
「トランシーバーはイベントで使いづらいのでは?」と思われた方、ご安心ください。弊社が提供するサービス「BONX WORK」であれば、これまで挙げてきたトランシーバーのデメリットを全てカバーできるのです。ここでは、BONX WORKのサービスについて解説していきます。
BONX WORKの特徴①離れた場所でも繋がれる
トランシーバーは公共の電波を使わない反面、距離が離れすぎると通話ができなくなってしまうのがネックです。
BONX WORKであればネットの回線を使うので、例え日本とブラジルの距離であっても問題無く繋がれます。距離を気にしなくても良いのは大きなメリットであると言えそうですね。
BONX WORKの特徴②グループでチャット
BONX WORKではグループチャットがあり、メッセージだけでなく画像や音声メッセージを送る事が可能です。
またトランシーバーのデメリットであった秘匿性もBONX WORKなら安心。デジタルに暗号化された通信を採用し、傍受されにくいシステムになっているので、第三者に会話を聞かれる心配もありません。
BONX WORKの特徴③リーズナブルな価格
イベントで使われるトランシーバーはレンタルする場合、一台あたり一泊二日で2000円以上かかる事があります。かと言ってイベントのためだけに購入すればより大きな金額を払わなくてはいけません。
できればコストは抑えたいですよね。BONX WORKは実質月額500円のエントリープランと実質月額1,200円のビジネスプランの2つをご用意。トランシーバーをレンタルするよりも、導入コストをグッと下げる事ができます。
また2021年8月から様々なイヤフォンを試したい方に向けてサブスクリプションプランをスタートしました。弊社の純正イヤフォン「BONX Grip」や「BONX mini」最新モデルの「BONX BOOST」を提供させて頂きます。
プランについてはこちらのサイトに掲載しています。
BONX WORKの特徴④防水性のイヤフォン
何といってもBONX GripとBONX BOOSTは飲食店でも使われる防水機能付きイヤフォンなので、急な雨に濡れても故障する事はありません。
IPX5とは防水機能に対する等級で、水を直接噴射しても機器に有害な影響が出ない事を表しています。野外イベントでの急な天候の変化も故障を気にせずご使用いただけます。
まとめ
今回はイベント運営におけるトランシーバーの活用例をご紹介しましたが、いかがでしたか。トランシーバーは便利ですが、同時にデメリットもいくつかあるのも事実です。
そのような時にBONX WORKを使う事でコストを抑えられますし、また秘匿性が高いというメリットがあるので是非おすすめします。もしこれからイベント運営でトランシーバーの利用を考えている方がいらっしゃれば、ぜひ一度BONX WORKを検討してみて下さい。