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小売業界がデジタル化を促進するメリットを海外でのDX事例から学ぶ!

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、社会や消費者のニーズには大きな変化が生まれています。 日本において、新型コロナウイルス流行前の2020年1月時点では「丁寧な接客」が喜ばれる時代でしたが、残念なことに今の時代「丁寧な接客」よりもいかに「密を避け」「接客時間を減らすのか」が求められる時代となってしまいました。 小売業界においてもDX(デジタル・トランスフォーメンション)を導入し、コロナ堝に合わせた事業運営にシフトしている企業が増えています。 特に、日本の企業よりも海外の企業で小売業界のDX化の動きが顕著に見られます。 そこでこの記事では、実際にあった海外での事例から小売業界がデジタル化を促進するメリットをわかりやすくご紹介させていただくので、ぜひ参考にしてください。
コロナ堝で加速する小売業界のDX(デジタル・トランスフォーメーション)
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、小売業界へのDX導入の流れがますます加速しています。 とても残念なことではありますが、感染症予防の観点から人と人との接触が避けられる時代となってしまいました。 その流れは小売業界にも及んでおり、お客さまと店員との接触機会を減らすことが社会から求められています。 そこで活躍するのが「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」です。 DXとは、デジタル技術で人々の生活をより良いものへと改革しようとする考え方のことで、小売業界がDXを導入すると、無人店舗を運営することができたり、業務効率の改善を図り経費を削減することで新型コロナウイルスによる経済への悪影響に備えるといった事が可能となります。→DXっていったい何?その意味や重要性、事例をわかりやすく解説
今抱えている小売業界の課題
今小売業界では、さまざまな課題を抱えています。 それが、 ・デフレにより「モノが売れない時代」が続いている ・コロナ堝で加速する「店舗離れ」 ・現金以外に登場した多くの「決済手段」 これらの課題です。 ここではこれらの課題についてひとつずつ解説していきます。課題①:デフレにより「モノが売れない時代」が続いている
今日本は「失われた30年」と言われており、30年もの間「経済」が成長していないのが現状です。 実際、物価の上昇を示す「インフレ率の推移」を見てみると、0%付近をさまよっており、デフレの状況が長くつづいている事がわかります。 財務省の発表した「国民税負担率」を見てみると、国民税負担率は年々上昇しており令和2年度の国民税負担率は46.1%でした。(出典:財務省ホームページ) 国民の給与が上がっていない状況の中つづく度重なる増税や社会保険料の上昇などにより国民の使えるお金である「可処分所得」も下がり続けており、これもデフレの要因であると考えられます。 物価が安くなる「デフレ」は一見すると良いことのように見えますが、物価が安くなることで企業側は労働者へ支払う賃金を上げることができずお給料が下がってしまう結果、モノやサービスの価格をさらに下げなければ買ってもらう事ができず、悪循環に陥ります。 デフレは小売業界に大きな影響を与えており、DXの導入など何かしらの対策が必要不可欠です。課題②:コロナ堝で加速する店舗離れ
新型コロナウイルス感染症の流行以前からも「実店舗のショールーム化」が加速してきており、実際に店舗で商品を確認してインターネットショッピングなどで購入する消費者が増えてきていました。 また、新型コロナウイルス感染症流行後からはさらに実店舗離れが加速し、Amazonや楽天市場などで日用品や生活用品までをも購入する消費者が増えています。 小売業界においても、この流れを逆手に取りDXを導入しインターネットを活用していかなければ競合他社と差をつけられてしまいます。課題③:現金以外に登場した数多くの決済手段
一昔前の決算手段と言えば「現金」もしくは「クレジットカード」のいずれかが主流でした。 しかし、今の時代PayPayやd払い・楽天 Payにau Payといった「スマホ決済サービス」やSuicaやPASMOなどの「交通系電子マネー」・IDやQUICPayといった「ポストペイ型電子マネー」などとても多くの決済サービスが登場しています。 また、現金決済のみのお店を避ける消費者も増えてきており、新型コロナウイルス感染症の影響によりその流れがさらに加速しています。 小売業界においても、この流れに乗りさまざまな決済サービスを取り入れなければ顧客満足度の低下や販売機会の損失に繋がってしまう可能性があり、早急に対処すべきです。海外での事例から学ぶ小売業界のDX
海外での小売業界では日本以上にDX化の流れが登場しています。 実際に、「Amazon Go」などではスタッフがいない無人コンビニまでもが登場しています。 そこでここでは、実際に海外の小売業界ではどのようなDX化が進んでいるのか、実際の事例からご紹介させていただくので、ぜひ参考にしてください。店員との接触機会がない無人コンビニ「Amazon Go」
Amazon Goは通販サイト「Amazon」でおなじみのAmazonが始めた「実店舗のコンビニエンスストア」です。 Amazon Goは「レジにスタッフがいない」ことが特徴的で、入店前にあらかじめダウンロードし登録を完了させた専用アプリの「QRコード」を駅の改札のようなゲートで読み取る事で入店することができます。 入店後は購入したい商品を手に取り、自身のバッグなどに入れ店を出るだけで、自動的に購入代金が計算され専用アプリに登録された決済方法へ請求がいく仕組みとなっています。 また、レシートも登録されたメールアドレスに送信されるため、完全にお店のスタッフと関わることなくお買い物を完結することができます。 これにより、コロナ堝にあった事業運営が可能となり顧客満足度の向上にも繋がります。 さらに、企業側としても性別や年齢といった詳細な顧客データの収集が可能となり、収集したデータを解析し活用することでより効率的な店舗運営を実現可能です。→非効率なレジは顧客満足度低下に!セミセルフレジで業務効率化
モバイルオーダーでスムーズな受け渡しを可能にした「スターバックス」
スターバックスは一見すると単なるカフェに見えますが、実はデジタル分野へも多額の資金を投資している企業としても有名です。 あまり知られてはいませんが、今では当たり前のようにカフェに設置されている「フリーWi-Fi」やカフェ独自の「プリペイドカード」などはスターバックスが先駆けて導入し、他のカフェにも広がってきています。 さまざまなDX化を先駆けて取り入れてきたスターバックスですが、経営哲学である「第3の場所」を達成するために「レジでの非生産的な待ち時間」を減らしていきたいと課題を抱えていました。 そこでできたのが「モバイルオーダー&ペイ」です。 モバイルオーダー&ペイを使う事で、事前に注文から決済までを完了することができ、完成次第アプリからのプッシュ通知でお知らせする事で、レジに並ぶことなくスムーズに商品の受け取りが可能になります。 これらデジタル化の事例も、顧客体験を大きく向上し競合他社との差別化にも繋がります。海外での事例から分かった小売異業界がDX化するメリット
これまでに「Amazon Go」での事例と「スターバックス」での事例をご紹介させていただきました。 海外での事例から、小売業界の方がDX化を進めることで、 ・コロナ堝に合った事業運営ができる ・人件費などの経費を削減できる ・顧客満足度を向上できる このようなメリットがあることが分かりましたよね。メリット①:コロナ堝に合った事業運営ができる
新型コロナウイルス感染症予防の観点から人と人との接触をできる限り避けることが社会から求められています。 特に、特に小売業界の場合はお客さまと店員との接触機会が多くなりがちです。 たとえば、キャッシュレス決済を導入したり、モバイルオーダーを導入したりする事で、コロナ堝に合った事業運営にシフトしていくことができます。メリット②:人件費などの経費を削減できる
DX化は業務効率の向上に繋がり、人件費などのコストカットにも繋がります。 DX化するにあたり、導入コストこそ発生してしまうものの、長期的にみれば導入コストを回収することができ、さらにデジタル化する事により顧客データの収集も可能になり、より効率的な店舗運営を実現することができます。メリット③:顧客満足度を向上できる
小売業界がDX化を進めることで「顧客満足度の向上」にも繋がります。 たとえば、「Amazon Go」はコンビニエンスストアなのにも関わらず、「レジがない」という斬新さだけで観光地化してしまうほど人気を集めています。 また、モバイルオーダーは待ち時間を無くすことで顧客満足度の向上に繋がっています。 このように、小売業界がDX化を進めることで、お客さまにより満足していただく事ができます。小売業界が音声DXを導入することでスタッフ間のコミニュケーションがスムーズに!
これまでに小売業界がDX化する事によるメリットについて、実際の海外での事例からご紹介させていただきました。 しかし、DX化するメリットはお客さまだけにとどまらず、店舗スタッフもDX化による恩恵を受けることができます。 それが「音声DX」の導入です。 音声DXを導入することで、スタッフ間のコミニュケーションをより効率的に行う事ができ、業務効率の向上を図ることができます。音声DXの導入なら「BONX WORK」がおすすめ
音声DXの導入なら「BONX WORK」がおすすめです。 BONX WORKは月額制のサブスクリプションサービスで、スタッフ間でのコミニュケーションをより円滑に行う事ができるようにする音声DXデバイスである「BONX GRIP」と「BONX mini」を提供しています。 BONX WORKを使う事で、どんなに離れた相手とどれだけ話そうと「定額」で利用することができ、複数人のスタッフ間でのコミニュケーションをスムーズに行えます。BONX WORKの利用料金
BONX WORKの利用にはBONX Grip・BONX mini・BONX BOOSTいずれかの購入と、毎月使用人数に応じたアプリケーション使用料を支払う必要があります。 また、BONX WORKなら端末のレンタルとアプリケーション使用料がセットになったプランも提供しており、導入コストを下げたい事業者様へおすすめです。
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