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スマホインカムを使った介護の事例とメリット【2026年最新版】

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慢性的な人手不足が続く介護業界。限られたスタッフで質の高いケアを提供するためには、「移動のムダ」をなくし、「チームの連携」を強化することが不可欠です。 その切り札として、多くの施設で導入が進んでいるのが「スマホインカム」です。
本記事では、スマホインカムが介護現場で選ばれる理由と、実際に導入して業務改善に成功した最新の事例をご紹介します。

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1. スマホインカムとは?

スマホインカム(IP無線アプリ)は、従来の無線機のように直接電波を飛ばすのではなく、「インターネット」と「クラウドサーバー」を介して音声を届ける仕組みです。

簡単に言うと、「LINE通話やZoomのようなネット通信」に「無線機の使い勝手(一斉送信)」を組み合わせたものだとイメージしてください。仕組みのポイントは以下の3点です。

① 音声をデータに変換(VoIP技術)

あなたの声をスマホのマイクが拾うと、瞬時にデジタルデータ(パケット)に変換されます。これはVoIP(Voice over IP)という技術で、スマホ決済やSNSアプリの通話機能でも使われている一般的な仕組みです。

② クラウドサーバーが「交通整理」

データ化された音声は、一度インターネット上のクラウドサーバーへ送られます。

グループ管理:サーバーが「誰がどのグループに所属しているか」を瞬時に判断します。
一斉配信:サーバーに届いた音声を、同じグループにいる全員のスマホへ同時にコピーして送り出します。これによって、たとえ100人いても一瞬で全員に声が届くのです。

③ ネットワークの利用

通信には、建物内のWi-Fiや、ドコモ・au・ソフトバンクなどの4G/5G回線を利用します。ネットワークを使用することで、従来のインカムとは次のような違いがあります。

従来のインカムとスマホを使ったインカムの違い
特徴従来のインカム(無線機)スマホインカム
通信方法端末同士で直接電波を送るネット(クラウド)経由
通信距離数百メートル〜数キロ(限界あり)無制限(日本中どこでも)
同時通話基本は交代で話す(単信)電話のように同時に話せる
多機能性音声のみ文字起こし・録音・写真共有

距離が関係ない:サーバーを経由するため、相手が隣の部屋にいても、100km離れた場所にいても同じように繋がります。
障害物に強い:従来の無線機は壁や階数に弱かったのですが、スマホインカムはネットさえ繋がれば場所を選びません。

2. スマホインカムが介護現場で評価されるポイント

1. 重い無線機からの解放

従来のトランシーバーは、本体が重く、コードが作業の邪魔になることがよくありました。

デバイスの一本化:介護記録用のスマホがそのままインカムになるため、持ち歩く端末が1台で済みます。
ハンズフリー操作:Bluetoothイヤホンを使えば、介助中に両手が塞がっていても、声だけで応答や発信が可能です。腰を痛めやすい介護現場で、無理な姿勢を取らずに通信できるのは大きなメリットです。

2. 距離の制約がない

従来のインカムは電波の届く範囲(同じフロア内など)に制限がありましたが、スマホインカムはWi-Fiや4G/5G回線を使用します。

離れた場所でも繋がる:「1階の受付」から「3階の居室」へ、あるいは「別棟」や「外出中のスタッフ」ともクリアな音質で会話が可能です。
死角がない:コンクリート壁などで電波が遮られがちな施設内でも、ネット環境さえあれば途切れる心配がほとんどありません。

3. 「聞き逃し」を防ぐ機能

介護の現場はバタバタしており、インカムの内容を聞き逃してしまうことが多々あります。

録音・再生機能:送信された音声が自動で録音されるため、後から聞き直すことができます。
音声のテキスト化:騒がしい場所で音が聞こえなくても、スマホ画面にメッセージがテキストで表示される(文字起こし)機能を持つアプリもあり、情報の正確性が向上します。

4. 連携・ナースコールとの統合

スマホならではの拡張性が、多忙な業務をサポートします。

写真・動画の共有:言葉では説明しにくい「皮膚の状態」や「転倒現場の状況」を、写真を撮ってその場でグループに共有できます。
ナースコール連携:ナースコールの通知をスマホで受け取り、そのままインカムで「私が向かいます!」と宣言することで、対応の重複(ダブルアクション)を防げます。

3. 最新導入事例から学ぶ活用術

実際にBONX WORKを導入し、成果を上げている施設の事例をご紹介します。

事例①:大規模施設の「チーム連携」改革

ALSOK介護グループ ホームステーションらいふ羽田大鳥居様 ホームステーションらいふ羽田大鳥居様
課題

5階建ての大型施設で、内線PHSでは個別の連絡に手間がかかり、情報共有が遅れがちだった。

効果

全館放送や個別の電話連絡が不要になり、全員への一斉周知が瞬時に可能に。SOSを出せばすぐに誰かが駆けつける体制ができ、「施設内が笑顔と声で溢れるようになった」と変化を実感されています。

事例②:見守りシステム・ナースコール連携

ALSOKジョイライフ株式会社 ローズライフ京都様 ローズライフ京都様
課題

ナースコールやセンサー対応で、複数のスタッフが同時に同じ部屋に駆けつけてしまうムダや、対応の重複が発生していた。

効果

見守りシステム「眠りCONNECT」とBONXを連携。センサー通知が自動音声でインカムに届くため、即座に「私が行きます」と役割分担が可能に。アラート対応の初動が劇的に速くなりました。

事例③:テキストの「音声読み上げ」活用

あきた創生マネジメント様 あきた創生マネジメント様
課題

事務スタッフと現場スタッフの連携不足。電話に出られない、チャットが見られないといったすれ違いがあった。

効果

ビジネスチャット「LINE WORKS」と連携。事務員が打ったテキストメッセージを、現場スタッフのBONXが「音声」で読み上げ。現場はスマホを取り出すことなく、耳から情報をキャッチできるようになりました。

4. 補助金を活用した導入コスト設計

スマホインカムの導入では、国や自治体が実施する「介護テクノロジー導入支援事業(ICT補助金)」を活用できるケースが多く、年間のアプリ利用料や純正デバイス(イヤフォン)、スマートフォン端末、Wi-Fi整備費用などが補助対象として認められる可能性があります。

5. まとめ:音声DXで「選ばれる施設」へ

スマホインカムは単なる連絡ツールではありません。スタッフの負担を減らし、利用者の安心を守り、施設のケア品質を高めるための「音声DXソリューション」です。人手不足の時代だからこそ、テクノロジーの力で「働きやすさ」と「ケアの質」を両立させましょう。

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