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建設現場におけるインカムのメリット・デメリットと最新アプリのご紹介

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建設・工事現場では、さまざまな企業・業種が連携し施工しています。 施工をする上で重要になってくるのが工程管理や危険予知活動であり、それらの情報共有にはインカムが欠かせません。

そこで今回は、建設・工事現場にインカムがおすすめな理由について解説します。 まずは活用シーンから紹介し、メリット・デメリットをご紹介した上で最適なインカムの選び方を整理しましょう。

建設会社のインカム管理を担う責任者・現場監督の方必見の内容をまとめております。 従来のインカム運用アップデート、新規購入におすすめしたい次世代のインカムもご紹介していますので、ぜひご参考になさってください。

建設・工事現場ではインカムが重宝されている

冒頭でご紹介の通り、建設・工事現場ではインカムをはじめとした無線機が広く活用されています。 今回はまず、インカムの機能性・特徴から整理しましょう。

インカムとは別称・インターカムとも呼ばれ、相互通信(インターコミュニケーション)ができる無線機器です。 主な特徴として本体にスピーカーおよびマイク機能が内蔵されており、施設内・敷地内でスムーズな通話が可能。 双方向通信により複数人での同時通話もできるので、建設業界のみならず多数のビジネスシーンで活用されている業務連絡ツールです。インカムとは?仕組みや活用例を紹介【ビジネスにもおすすめ!】

建設・工事現場でのインカム活用シーン

建設・工事現場用のインカムは以下のように活用されています。

・現場の事故防止・安全確保・管理業務の効率化(現場監督・施工管理など) ・作業指示の連絡・コミュニケーション

なお、上記3つは施工を進める上でどれも重要な事項です。詳細はこの先の「建設・工事現場にインカムを使用するメリット」にて詳しくご紹介します。 ぜひ最後までお読みくださいね。 建築現場と音声DXの相性は良い!その理由をご紹介

建設・工事現場ではインカムとトランシーバーどちらが良い?

インカムとトランシーバーはつい混同されがちですが、形状や機能性などが異なり全く別の無線機器です。 なお、結論から申し上げると建設・工事現場にはインカムの導入がおすすめです。

では、なぜインカムが最適なのでしょうか? 今回は、インカムとトランシーバーを比較しながらその理由を考えてみましょう。

インカムとトランシーバーの違い

機能性・特徴に関する両者の違いは以下の通りです。

① 本体・形状 ② 通話方式・人数 ③ ハンズフリー

今回は詳細を以下の表にまとめました。 インカムとトランシーバーの比較・参考資料としてご確認ください。

ハンズフリーで相互通話できるインカムがおすすめ

建設・工事現場では作業中のコミュニケーションが常。 その点インカムはヘッドセットもしくはイヤフォンマイクと接続し内蔵スピーカーにて相互通話を行うため、スムーズな会話・情報共有に役立ちます。

なお、一部トランシーバーを活用する場合、ヘルメットに取り付けるタイプもありますが作業の邪魔になる可能性を考慮すると、インカムによるハンズフリー通話の方が好ましいと言えるでしょう。

つまり、 何かと手が離せない建設現場ではやはりインカムの導入が最適であると言えますね。 また、インカムの操作方法は本体ボタンによるチャネル設定のみなので、シンプルで使い勝手が良いという点でもおすすめですよ。インカムとトランシーバーの違いは?同時通話など機能別に解説

建設・工事現場にインカムを使用するメリット

インカムは 同時通話とハンズフリー以外に も豊富なメリットを兼ね備えています。 今回はすでにご紹介した、活用シーン別で具体的なメリットを確認しましょう。

現場の事故防止・安全確保

建設現場でもっとも大切なのが、事故防止・安全性の確保。 しかしその一方で、作業員が稼働する現場には死角や危険を伴う作業が多く存在します。 そのため、情報の一斉送信にインカムが活躍するのです。

インカムの利便性は現場のコミュニケーションを改善しヒューマンエラーによる事故を防ぎ、安全性の高い現場づくりに役立ちます。

管理業務の効率化(現場監督・施工管理など)

建設現場においてインカムは、 進捗状況や各チームの作業状況をリアルタイムで確認するのにも便利。

なお、 インカムによる声がけ・合図は「誰が・どこで・どの業務に従事しているのか」を把握しつつ、非効率な業務を可視化することができます。 また、上記の実現は施工に携わる人々の負担軽減にも繋がるため、ゆとりのあるスケジュール策定にも繋げることができそうですよね。

作業指示の連絡・コミュニケーション活性化

建設・工事現場ではスムーズで正確な作業指示と密なコミュニケーションが大切。 インカムは連絡事項を複数人に一斉送信できるので、建設現場の作業指示などを可能にしコミュニケーション活性化にも役立ちます。

また、建設現場ではクレーンによる解体作業やトラックによる運搬作業が発生することも。 インカムによる相互通信・通話は離れた場所にいる作業員・ドライバーと現場監督・管理者との連携にも有効です。建築現場でのDXのメリットを解説!

建設・工事現場でインカムを使用するデメリット

建設・工事現場でのインカム活用には根本的ともいえるデメリットも存在します。 これらの見落としは思わぬ施工ミスや事故にも繋がるため、注意が必要です。

電波障害の発生リスク

インカムは利便性が高いとされる一方、機種により音質や通信範囲といった品質にばらつきがあります。 そのため、機種選びを間違えると指示・情報共有が困難になり作業に支障をきたす可能性も。

購入費用・ランニングコスト

インカム無線機には、1台につき数万円の購入費用がかかると言われています。 さらには2年ほどで買い替えの必要があり、長期運用には劣化・故障などのランニングコストを避けては通れません。 また、場合によっては全ての作業員に用意することができず現場のコミュニケーションに支障をきたすことも懸念されます。

通信エリア

また、インカムの使用に際しては通信エリアにも注意が必要です。 作業現場によってはインカムの通信圏外となることも。 そのため、インカム導入に際しては施工現場の事前確認と併せて圏外エリアへの中継機設置も検討しておきましょう。建築現場でのDXのメリットを解説!

建設・工事現場での活用に最適なインカムの選び方

建設・工事現場用のインカムを選ぶ際には何を重視すべきなのでしょうか? 今回は4つのポイントに分けてご紹介します。

無線機の重さ

建設・工事現場では重い物を運搬したり、高所など危険を伴う作業が多々発生します。 そのため、インカム端末は軽量でコンパクトなものが良いでしょう。 なお、重量があるものは作業の妨げになるだけでなく思わぬ事故の原因となるリスクも高いので好ましくありません。

通信範囲の広さ

工事現場ではクレーン作業や開始・中止の合図などが発生することもあります。 そのため、できるだけ広範囲にわたって通信・通話できるインカムを選びましょう。 また、通話可能な距離もあらかじめチェックしておくのがおすすめ。

音質の良さ

工事現場では使用する機械・作業によって騒音が発生する場合もあります。 また、電波が混信してしまったり雑音が入ると使用時にストレスを感じてしまいます。

なお、相手の声が聞きづらくなってしまうとヒューマンエラーの発生リスクも高まり大きな事故に繋がることも。 そのため、過酷な環境下でもクリアな音質が持続するインカムが望ましいと言えます。

防水・防塵性

工事現場では砂ボコリなどの飛沫がつきもの。そ のため建設工事に使用するインカムおよびハードウェアは防水・防塵性を重視すべきでしょう。

以上の理由から、建設・工事現場用のインカムは「軽量かつコンパクトでクリアな音質を保ち、防水・防塵性に優れたもの」が理想的であることがわかりますね。建築現場と音声DXの相性は良い!その理由をご紹介

建設・工事現場におすすめしたいインカムアプリとは

ここからは、インカムアプリならではの便利な機能・メリットをご紹介します。 建設現場におけるインカムアプリ導入検討・情報収集にぜひお役立てください。

スマホ1台で快適に持ち運び可能

従来のインカムはハンズフリー通話ができるものの、無線機に重さがありました。 また、インカムを使用する上で持ち歩きに負担があると業務連絡に支障をきたし、思わぬ事故やエラーの引き金にもなりかねません。 インカムアプリは専用アプリをダウンロードすることで、お手持ちのスマホが無線機に。 また、デバイスの 携帯性が高く快適に業務連絡を行うことができます。

距離無制限・広範囲エリアで通話できる

建設現場では現場の作業員だけでなく、さまざまな業種の人々が連携・コミュニケーションを行う必要があります。 インカムアプリはIP無線経由で通信・通話により、携帯キャリア圏内であればどこでも距離無制限で使用可能。 建設現場から離れた場所にいる管理者・ドライバーとの会話もスムーズに行うことができますよ。

導入・ランニングコストの削減

上記でご紹介の通り、従来のインカム運用にはランニングコストが発生します。 一方インカムアプリはスマホと月額使用料のみの負担なので、従来のような高額な導入・ランニングコストはかかりません。また、アプリによる利便性・業務改善で建設に伴う人件費削減できる可能性も。

クリアな音質・ハンズフリー通話可能

前述の通り、従来のインカムには機能性・品質にばらつきがあります。 また、Bluetooth機能の有無によってハンズフリー使用が不便な機種もちらほら。

一方インカムアプリでは、ノイズキャンセリング機能によりストレスフリーな通話が持続。 また、スマホ活用でBluetooth機能によるイヤフォンマイクとのペアリングも可能です。 以上の機能性から両手が塞がりやすい建設・工事現場でも継続的にハンズフリー通話ができ魅力的ですよね。インカムアプリとは?無線機との違いや必要な製品・費用を解説

建設現場でも大活躍。BONX WORKについて

インカムアプリを選ぶ際には、建設現場のような特殊な環境にも耐えうるサービス導入がおすすめ。 弊社では音声DXを活用したビジネス用インカムアプリ「BONX WORK」をご提供しております。

・月額制でリーズナブル。・無線機の持ち歩き不要。お手持ちのスマホが無線機に ・チームもしくは1対1での同時通話可能 ・Bluetooth対応で双方向通信・完全ハンズフリー ・距離無制限で通信・通話可能 ・発話性能も高く、対面しているかのような高音質 ・混信・盗聴のない通信システム・セキュリティを導入・チャット/画像送信/文字起こし/録画機能も搭載

BONX WORKは低コストで高品質。 導入に伴う初期費用やランニングコストを削減した音声コミュニケーションプラットフォームです。

さらに弊社では、建設現場にも耐えうる自社開発のハードウェアもご用意。 軽量でストレスフリーなつけ心地に加え、防水性・防塵性にも優れており建設業界においても安心してご利用いただけます。 詳細につきましてはこちらをご覧ください。建設現場におけるBONX BOOST、Grip、miniの選び方と活用方法を解説

インカムアプリによる連携で建設・工事現場の安全性向上

いかがでしたでしょうか? 今回は建設現場にインカムがおすすめな理由についてご紹介しました。 繰り返しにはなりますが、施工に伴う作業には危険を伴うシチュエーションも多いため適切な判断・情報共有が大切です。つまり、機能性に長けているインカムアプリは安全な現場づくりに有効なことが一目瞭然ですよね。

今回ご紹介した従来のインカムやトランシーバーとの比較を通して、インカムアプリの機能・利便性を理解していただければ幸いです。 また、弊社では建設業界での 導入事例 もご紹介しております。ぜひご確認ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。戸田建設株式会社 音声における現地 KYを推進!建設現場の作業指示や確認に役立つツール

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