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介護にトランシーバーを導入するメリット・デメリットをご紹介!
少子高齢化が加速する日本では、年々介護の需要が増えてきています。しかし介護は利用者・スタッフにとっても負担が大きく、体力・ストレスなど人の手だけではどうしても限界がありますよね。 そんな時役に立つのが、実はトランシーバーなんです。「介護とトランシーバーがどう関係するの?」と疑問に思う方も多いのですが、トランシーバーは今後の介護業界においては欠かせないツールとなりつつあります。 そこで今回は介護にトランシーバーを導入するメリットを3つご紹介していきたいと思います。
トランシーバーとは?
そもそもトランシーバーとは何か、見ていきましょう。 トランシーバーは離れた場所にいる相手と連絡を取れる無線機で、携帯電話とは違い基本的に業務の中で使われています。 ボタンを押すだけで相手に音声を送れるので、誰にでも操作できる利便性が人気です。 また基本的にネット回線などのインフラに依存せず、災害などの緊急事態にも対応する事ができる点も。 さらに機種によっては通信料が掛からず使えるものも多いので、スマートフォンが普及した現在も多くの場所で使われています。
介護にトランシーバーを導入するメリット
トランシーバーとは何か、どんな種類があるのか、介護ではどれを選べば良いのかはここまで読んで頂いた方は理解して頂けたかと思います。 ですが具体的に導入した時のメリットも知りたいですよね。 そこでここでは、介護にトランシーバーを導入した場合のメリットを見ていきたいと思います。
介護にトランシーバーを導入するメリット①仕事の効率化
何といってもトランシーバーを導入するメリットは仕事の効率化でしょう。 トランシーバーを使えば大声でスタッフを呼ぶ必要もなく、常に連携をとることができるようになります。 スムーズな介護には欠かせませんね。またこれにより、後述の③のメリットにも繋がるのです。
介護にトランシーバーを導入するメリット②迅速な対応が可能
利用者さんは基本的に高齢者なので、体調の変化に対し迅速な対応が必要不可欠です。 そのような場合、常に他のスタッフを呼べる状態である事は重要になります。 トランシーバーの導入はそれを助けてくれるツールになり得るのです。
介護にトランシーバーを導入するメリット③身体的・精神的負担の軽減
介護の世界では、身体的・精神的負担が大きいと言われています。 トランシーバーを使う事で連携を取り、迅速な対応を実現する事でスタッフ・利用者さんのストレスを大きく軽減する事が可能です。 またそれにより、人材の確保・ストレスの少ない現場の実現においてこれからも必要になると考えられますね。
介護現場の人手不足を解決する策とコミュニケーションの重要性介護にトランシーバーを導入するデメリット
一方でトランシーバーならではのデメリットも存在します。便利で持ち運びが楽なトランシーバーのデメリットは何なのでしょうか。見ていきましょう。
欠点だらけ?トランシーバーに潜むデメリットを種類別に解説【インカムも】介護にトランシーバーを導入するデメリット①通信範囲の制限
例えば一般的な無線機の場合、通信範囲はどんなに長くても~数kmほど。施設が広く、フロアが多いと繋がりにくくなる恐れがあります。 また障害物があると、通信が途絶えてしまう事も。 通信範囲が心配な方は、ネット回線を使えるIP無線を選ぶのも良いかもしれませんね。
トランシーバーの通信距離はタイプにより異なる【伸ばす方法も紹介】介護にトランシーバーを導入するデメリット②セキュリティの問題
トランシーバーによっては、混信などが原因で外部に会話が漏れてしまい、業務連絡が伝わってしまう事があります。
また盗聴される可能性がゼロであるとは言い切れません。このように、秘匿性の脆弱さがデメリットの一つとして挙げられます。
トランシーバーの種類
トランシーバーとは何かを解説しましたが、一口にトランシーバーと言っても種類が大きく3つに分けられています。 どんな場面で、どのトランシーバーを選べばいいのか、分かりませんよね。 ここではトランシーバーの種類と用途を見ていきたいと思います。
トランシーバーの種類①無線機
ほとんどの方がトランシーバーと聞いて思い浮かぶのがこの種類です。 基本的にトランシーバー同士で直接やり取りするため、回線などに依存せず災害時にも連絡が取れるという大きなメリットがあります。 どんな時にも連絡できるというのは大きなメリットですよね。 ただ混線しやすい、電波の飛距離が短いなど大規模な施設には向いていないというデメリットも。 それでも多くの現場で活躍しているトランシーバーでもあります。
無線機にも3種類!購入前に理解しておきたい種類別の特徴とは!?トランシーバーの種類②インカム
ヘッドセットとマイクが一体化したトランシーバーです。 常に手が空く状態になるので、相手からの音声を聞きながらでも作業する事ができます。 利用者さんに素早く対応する必要がある介護の世界では、インカムが大活躍しそうですね。
介護施設のインカム導入費用を最小限に抑える方法。DX化の事例トランシーバーの種類③IP無線機
近年活躍の場が増えてきているのがIP無線機。 他のトランシーバーより音声がクリア、通話距離が長い、混線しない、ネット回線を使えるという様々な利点があります。 ただ災害時など回線が一斉に集中した場合は繋がりづらくなるという、大きなデメリットが存在します。 通信料が毎月掛かるのも気になるところです。 ただ通話距離が長いので、大きな施設内で利用する時には便利であると言えるでしょう。
IP無線機の選び方を徹底解説!通話料もデータ通信も削減しようどのトランシーバーを選べば良い?
トランシーバーは大きく分けて3種類ありますが、この中だとどれが介護に向いているのでしょうか。 おすすめしたいのが無線機。やはり災害時に問題無く対応できるという点が大きいのではないでしょうか。 常に様々なケースを想定する必要がある介護の世界では、どんな状況でも使えるツールが欠かせません。 ただ通話距離が短いものもあるので、施設の大きさを考慮した上で無線機を選ぶと良いでしょう。
無線機よりおすすめしたいBONX WORK
弊社では「BONX WORK」というサービスを提供しています。このサービスでは、リアルタイムでのスムーズな連絡を実現しました。 弊社のBluetoothイヤフォンを使う事で常にハンズフリーの状態でいられますし、また介助中であっても安全にコミュニケーションが取れます。
医療介護におすすめのハードウェアはBONX BOOST、Grip、miniのどれ?また補助金制度があるのでより低コストで「BONX WORK」を導入する事ができます。 もし介護でトランシーバーの導入を想定しているのであれば、一度「BONX WORK」を考えてみてはいかがでしょうか。
【令和6年】介護現場におけるICT補助金とインカムの導入事例まとめ
今回は介護業界にトランシーバーを導入するメリットについてまとめてみました。いかがでしたか?今回の記事を要約すると以下のようになります。
- トランシーバーは携帯電話とはまた違う利点がある
- 介護におすすめのトランシーバーは無線機
- トランシーバーを介護に導入する事で作業の効率化・負担の軽減など様々なメリットがある
- 特に身体的・精神的負担の軽減に大いに役に立つ
少子高齢化によりどんどん高齢者の人口は増えていっています。それに伴い介護の需要は増えていくとと考えられますよね。 またテクノロジーを利用する事は、同時に介護者の負担を減らすという大きなメリットにも繋がるのです。 皆さんもこの機会に、介護にトランシーバーを導入する事を考えてみてはいかがでしょうか。
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