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トランシーバーイヤフォンマイクの種類・規格・互換性を解説!失敗しない選び方まとめ
トランシーバーのイヤフォンマイクは実際に使ってみなくては装着感や音質を確かめることができません。実際に届いてから声が聞こえない、すぐに断線してしまうといったトラブルが発生し、買い替えを余儀なくされる恐れがあるのです。
特にインターネット通販で購入する際には性能や互換性の有無を調べる必要があります。トランシーバーのイヤフォンマイク選びで失敗しないためにはどうしたら良いのでしょうか。
この記事ではトランシーバーイヤフォンの種類や選び方、良くある不具合への対処法などをご紹介いたします。
トランシーバーで利用されるイヤフォンマイクとは
かつてトランシーバーは口元に端末を当てて話すというイメージがありましたが、現代では有線のイヤフォンマイクを利用するユーザーが大半です。
スマホやラジオ、テレビで使われるイヤフォン同様、イヤフォンプラグを無線機本体に差し込むことで音声が外に漏れることなく伝わる仕組みとなっています。
通常トランシーバーのイヤフォンマイクにはPTTことプッシュツーボタンが付属しており、専用マイクとPTTボタンのユニットから声を発信することが可能です。
トランシーバーイヤフォンマイクの種類
有線イヤフォンマイク
有線イヤフォンマイクはタイピン型マイク×PTTユニットを胸元に取り付け、PTTボタンを押しながら音声を届けます。
カナル型イヤフォン
無線機で使われるイヤフォンの定番。耳にイヤーピースを差し込み固定するタイプをカナル型イヤフォンと言います。フィット感と遮音性の高さを重視する場合はカナル型がおすすめです。
インナーイヤー型イヤフォン
耳穴を完全に塞ぐのではなく耳介に引っ掛けて固定するタイプをインナーイヤー型イヤフォンと言います。カナル型と比べて遮音性が低いという特徴がありますが、周囲の音を確認しやすいというメリットがあります。
耳かけ型イヤフォン
イヤフォンの緩みや落下を防ぎたい場合は、耳上にアームを引っ掛けて固定する耳かけ型イヤフォンを選ぶと良いでしょう。耳の上に乗せるように使用するため耳が痛くなりにくいというメリットがあります。
アコースティックチューブ式イヤフォン
アコースティックチューブ式イヤフォンは一部空洞のチューブを経由することで声をダイレクトに伝達できるタイプを言います。音楽などの聴取には不向きですが、人の声が聞き取りやすいのが特徴です。
ワイヤレスイヤフォンマイク
ワイヤレスイヤフォンマイクはBluetoothイヤフォンとも呼ばれるコードなしのイヤフォンのことです。
本体とイヤフォンをBluetoothでペアリングさせるため、Bluetooth対応トランシーバーまたはスマホ端末のトランシーバーアプリで使用できます。
マイクとイヤフォン、PTTボタンが一体化しており小型軽量でデザインも豊富。有線の絡まりや引っかかり断線から解消されるのが大きな魅力です。
ワイヤレスイヤフォンはバッテリーを消耗するためクレードル充電が必要です。長時間利用する場合は連続稼働が長いタイプを選択しましょう。
トランシーバーイヤフォンの形状・規格
プラグの形
プラグには1つのジャックに挿入する1ピンと2つのジャックに挿入する2ピン、ネジ込み式の防水プラグ、オリジナルに設計された特殊ピンの4種類があります。
ジャックに対して一直線に伸びているのがI型ピン、直角になっているのがL型ピンです。I型ピンはL型ピンと比べ曲げやねじれに弱く、断線しやすい傾向があります。
イヤフォンの規格
1ピンと2ピンのサイズは2.5φまたはスマホにも搭載されている3.5φが一般的です。ちなみにトランシーバーのプラグ表記で用いられるφはファイやマルと言い、直径(mm)と同じ意味を持つ単位です。
トランシーバーのイヤフォンから音声が聞こえない理由
①イヤフォンの断線
トランシーバーの音声が聞こえなくなる原因として最も多いのがコードの断線です。有線イヤフォンはプラグの根元に負荷がかかることで断線が起こりやすくなります。コードを直角に曲げたり、ひっぱたりしないように気をつけましょう。
また長いコードを束状にまとめたり保管する際に本体に巻きつけるのも断線の原因となります。一度断線してしまうと修復が不可能ですので、予備を用意しておくのがおすすめです。
②プラグ部分の腐食・サビ
プラグのサビが原因の接続不良も音声が聞こえなくなる要因の一つです。雨天の屋外業務などで無線機が水に濡れた場合はそのまま放置せず水気を拭き取りましょう。
また金メッキ・ニッケルメッキなどによる表面処理が施されているプラグは腐食やサビに強いため屋外作業やレジャーでの利用におすすめ。ネジ込み式の防水プラグであれば、水の侵入を防ぐことができサビの発生を防ぐことが可能です。
③トランシーバーとBluetoothイヤフォンマイクは互換性がない可能性がある
Bluetooth搭載のトランシーバーとBluetoothイヤフォンマイクには互換性がない恐れがありますので注意が必要です。そもそもペアリングできない・接続はできても音声が聞こえない・音声は聞こえるがPTTボタンが利用できないというケースがあるようです。
同じメーカーの製品同士であれば相性がよく、無線機とイヤフォン双方のサポートが受けられる可能性が高いと言えます。
他社製品を組み合わせて使用するのは極力避け、メーカー側から利用が推奨されているイヤフォンを選択するのがおすすめです。
現場に最適なイヤフォンマイク選びが大事
イヤフォンマイクはメーカーによって音質が良い・耐久性に優れているなど性能が異なります。
例えば騒音が気になる現場では周囲の騒音・雑音を軽減させてくれるノイズキャンセリング機能が搭載されたタイプがおすすめ。断線を予防するなら、曲げや引っ張りに強い設計が施された業務用イヤフォンが適しています。
またプラグの種類によっても断線のしやすさが違ってきます。断線を完全に防ぎたい場合はワイヤレスのイヤフォンマイクを検討してみてください。現場に最適な機能・性能が搭載されているイヤフォンを選びましょう。
BONX専用イヤフォンマイクはあらゆる業界にフィット
株式会社BONXはグループ通話アプリ「BONX WORK」とイヤフォンマイクBONX BOOSTを自社で開発・運営している企業です。快適な音声やりとりを通じて現場で働くデスクレスワーカー同士のコミュニケーションを加速させチームに確かな成長体験をもたらします。
通信に必要なものはスマートフォンとBONX専用イヤフォンのみ。スマートフォンとイヤフォンマイクをBluetoothでペアリングさせることでワイヤレスのハンズフリー通話を実現します。
インターネット・Wi-Fiを経由して音声を伝送するため通信距離無制限で最大300人による同時通話ができるのが大きな魅力です。イヤフォンに搭載されたメインボタンのタッチ操作でPTTとハンズフリーが利用できます。
BONX WORK専用イヤフォンBONX BOOSTの特徴・性能
連続稼働時間10時間の利用が可能でありながらわずか10gの小型軽量設計が魅力の最新イヤフォン。会話に最適な音質により長時間の使用でも耳への負担を軽減します。
別売りのオプションパーツを組み合わせることで騒音環境や激しく動く業務にも柔軟に対応。あらゆる現場に最適な仕様へカスタマイズができるのが大きな特徴です。
搭載されたボタンをタップするだけでマイクのオンオフを簡単に切り替えられてハンズフリーとPTTを自在に使い分けることができます。BONX WORKアプリの性能を全て使用したい方はBOOSTをご検討ください。
まとめ
トランシーバーを導入する際、併せて吟味しなくてはならないアイテムがイヤフォンマイクです。イヤフォンマイクによって性能や形状が異なるため、利用用途に合ったものを装着するのが理想的です。またトランシーバーとイヤフォンの相性や互換性の有無もあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
長時間装着することを考えると性能だけでなく取り回しやすさや装着感も重要になってきます。BONX BOOSTは洗練されたハウジングに精度の高いノイズキャンセリング機能を搭載。会話をするために作られたイヤフォンであることから長時間の会話でも耳に負担がかかりません。
有線イヤフォン特有のお悩みを解消したい方は、この機会にBONX BOOSTを検討してみてはいかがでしょうか。
また業種別におすすめのBONXイヤフォンをご紹介していますのでぜひご活用ください。