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業務用インカムの種類と選び方【おすすめのヘッドセットも紹介】

飲食店におけるスタッフ同士のコミニュケーションやイベントなどでのスタッフ同士でのコミニュケーションにおすすめなのが「インカム」です。 インカムを活用する事で、離れたスタッフ同士とでもスムーズにコミニュケーションを取ることができ、業務効率の向上を図ることができます。 そこでこの記事では業務用インカムの種類と選び方についてわかりやすく解説していきます。
業務用インカムと業務用トランシーバーの違い

インカムとトランシーバーはどちらも「離れた相手とコミニュケーションを取ることができる」という部分で共通していますが、インカムとトランシーバーとの違いに、 ・同時に発信できる人数 ・周りに音が聞こえるか このような違いが挙げられます。 トランシーバーの場合は同時に発信できるのは一人までですが、インカムの場合複数人で同時にコミニュケーションを取ることができます。 また、トランシーバーの場合はスピーカーのように受信した音声を周りのみんなで聞くことができますが、インカムの場合イヤフォンのように装着している本人しか聞くことができません。 そのため、工場などでは周りのスタッフと情報共有できる「トランシーバー」がおすすめですが、飲食店やイベントなどではお客さまに会話内容が聞かれない「インカム」がおすすめです。
業務用インカムの種類
業務用インカムには大きく分けると、 ・特定小電力トランシーバー ・簡易業務用無線機 ・LTE無線機・IP無線機 これら3種類に分けることができます。 それぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。特定小電力トランシーバー
特定小電力トランシーバーは名前に「トランシーバー」と付いていますが、実はインカムタイプの特定小電力トランシーバーも販売されています。 特定小電力トランシーバーは出力が小さく最大500mほどの距離としか通信する事ができず、障害物にも弱いですが、1度購入してしまえば維持コスト不要で使う事ができ、利用する際にも免許不要で利用できます。 小規模な飲食店などには「特定小電力トランシーバー」がおすすめです。簡易業務用無線機
簡易業務用無線機を使うためには「免許」が必要で、5年ごとに免許の更新が必要です。 簡易業務用無線機の特徴として、出力が大きく最大約5Kmほど離れた相手ともコミニュケーションを取ることができ、障害物にも強いことが挙げられます。 しかし、バッテリーの消費が大きく長時間の使用には向いていないのが簡易業務用無線機のデメリットです。LTE無線機・IP無線機
LTE無線機やIP無線機は携帯電話回線を活用した無線機です。 携帯電話回線を利用しているため、沖縄から北海道まで日本全国どんなに離れていたとしても通信する事ができ、距離に縛れることなく利用できるのが特徴です。 LTE無線機やIP無線機は携帯電話回線を利用しているため毎月「通信料」が発生するのがデメリットです。業務用インカムの選び方
業務用インカムを選ぶ際にどのような点に気をつけて選べば良いのでしょうか。 業務用インカムを選ぶ際の基準として、 ・通信可能な距離から選ぶ ・通信方式から選ぶ ・業種から選ぶ ・コストで選ぶ このような基準が挙げられます。 それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。選び方①:通信可能な距離から選ぶ
無線機は機種によって大きく通信できる距離が異なります。 たとえば、特定小電力トランシーバーは最大500mほどの通信距離なのに対し、簡易業務用無線機は最大5Kmほどの通信距離を持っており、LTE無線機やIP無線機であれば、日本国内であればどんなに離れていたとしても通信する事ができます。 業務用インカム選びは「とりあえず一番通信距離が長いものを選べば良い」という単純なものではなく、免許の必要性や維持コストなども異なってくるためしっかりと比較検討し、目的に合った無線機を選ぶ事が大切です。選び方②:通信方式から選ぶ
無線機には通信方式によって、 ・一人対複数人で通信するタイプ ・複数人同時に会話できるタイプ これらに分けることができます。 一人対複数人で通話できるタイプの無線機の場合、誰かが話している間は他の人が話すことができません。 対して、複数人同時に会話できるタイプの無線機であれば、一人が話していたとしても割り込んで話すことができます。選び方③:業種から選ぶ
これまでご紹介させていただいてきたように、業務用インカムと言ってもさまざまなタイプがあり、業種や用途に応じて最適な業務用インカムは異なります。 たとえば、飲食店でのスタッフ同士の連携であれば免許不要かつ維持コストもかからない「特定小電力トランシーバー」、バスやタクシーなど通信距離が長くなる場合は日本全国どこでも通信可能な「LTE無線機・IP無線機」といった具合に、業種や用途に合わせて適切な無線機を選ぶ事が大切です。 また情報セキュリティ対策が求められる現場では専用の周波数帯を利用する一般的なインカムでは情報漏洩が危惧されます。音声をデジタルに変換しパケット化してIPネットワーク上で伝送するIP無線機であれば傍受や混信のリスクを防ぐことが可能です。→インカムとは?仕組みや活用例を紹介【ビジネスにもおすすめ!】
選び方④:コストで選ぶ
特定小電力トランシーバーの相場料金は1万円〜3万円程と比較的安価で購入することができます。 一方広範囲で通信が可能な簡易業務用無線機は50,000円〜100,000円程と、出力が大きく通信距離が長くなるほど価格も高く設定されます。 またLTE無線機・IP無線機は簡易業務用無線よりも更にコストが高く6万円〜12万円程に設定されています。 その他同時通話ができるクロスバンド方式の特定小電力トランシーバーやIP無線機は通常仕様のものよりも高価です。このように性能によっても個体差があり価格が異なります。 期間限定のイベントや警備での利用を検討している場合は、レンタルも視野に入れてはいかがでしょうか。業務用インカムのレンタル事業者を利用すれば1泊2日で1,500前後、短期レンタルで5,000円前後から免許不要で借りることが可能です。スマホアプリのインカムが業務用としておすすめできない理由
お使いのスマートフォンに専用の無線通話アプリを導入することで、今お使いのスマートフォンをインカムとして利用する事もできます。 お使いのスマートフォンをそのままインカムとして利用することができるため、初期導入コストがかからず、ほとんどの場合アプリのインストールや月額料金なども無料となっており、スマホアプリのインカムは「経済的」というメリットがあります。 しかし、スマホアプリのインカムを個人で楽しむには良いかもしれませんが、業務用としてはおすすめすることができません。理由①:接客には向いていない
スマホ用インカムを操作するためにはスマートフォンを操作する必要があります。 そのため、お客さまの前でスマートフォンを操作する必要があり、接客業の方がスマホアプリのインカムを業務用として使うのはおすすめできません。理由②:通信エリアが短い
スマホアプリのインカムの場合「Bluetooth」や「Wi-Fiネットワーク」を活用したものが多いです。 しかし、Bluetoothの場合最大20mほどの距離としか接続することができず、Wi-Fiネットワークの場合も障害物の無い場合で50mから良くて100mほどの距離としか通信する事ができません。 また、Wi-Fiが飛んでいない野外で利用する場合はBluetooth接続しか選択肢がなく、とても業務用として活用できるとは言えません。理由③:バッテリー消費が激しい
スマートフォンにはインカム以外にもさまざまな機能があり、バッテリー消費が激しいです。 また、インカム機能を利用することで常時Bluetooth接続、またはWi-Fi接続をする事になり、さらに多くの電力を必要とします。 そのため、長時間利用しがちな業務用としてはふさわしくありません。→欠点だらけ?トランシーバーに潜むデメリットを種類別に解説【インカムも】
業務用インカムには「BONX BOOST」がおすすめ
業務用コミュニケーションツールBONX WORKは「特定小電力トランシーバー」「簡易業務用無線機」「LTE無線機・IP無線機」のいずれにも当てはまらない、新たな選択肢のインカムです。 BONX WORKはインターネットが繋がる環境下であれば、世界中どんなに離れていたとしても通信する事ができ、面倒くさい免許の取得や更新を必要とせず、最大約10時間の連続通話時間(BONX BOOST)を誇り、業務用インカムとして最適です。 また、生活防水にはもちろん、耐衝撃性も兼ね備えているため野外での業務でも問題なく利用することができ、チームでのコミュニケーションをよりスムーズに行う事ができます。→無線機を業務活用するなら業務用トランシーバーがおすすめな理由と「BONX WORK」という選択肢 →BONX ホームページはこちら